親から厳しく躾(しつ)けられてきた人たちの一部は、自身の子どもに対して“厳しく躾けよう”と考えるのは至極当然になります。
親からぶたれたり殴られたり蹴られたりしてきた人たちの一部も、自身の子どもにそうするようになります。
これが連鎖というもので、一部の人たちに必ず生じます。
また、ひどい育ち方をしていなくても、何らかの事情で同じような人格になることがあります。
こういう人たちの意識は、普通の人たちの道徳的な意識とは異なりまして、“子どもを叩くという考えはおかしい、間違っているのだ”とは少しも思わないことです。