自身の感情を言葉できちんと表現するのは、自身が考えている以上に難しいものです。
私はいまこういう感情なんだということを相手に伝える時に、言葉にするとその感情の半分もあらわせない、いや、3割くらいしかあらわせなかったりする。
そうなると、言葉による感情表現は本来の役割をあまり果たせず、相手にもあまり響かないことになります。
そうした「自分のことをうまく相手に伝えられない」体験は相当のストレスになります。
そのストレス体験を何度も体感すると怒りが生じてきます。
自分に対する怒りです。
その怒りは、癇癪(かんしゃく)となったり、相手への執着となったりすることがあります。