生まれながらにしてかどうか分かりませんが、生きる方向の活力が希薄な人というのも、多くおられるのだろう、と私はよく思います。
何があったわけでもないけれど、生きる方向の活力が希薄であるがゆえに、世の中を冷めた感じで見てしまい、みんなと一緒になって楽しめない、という状態です。
これといった趣味もないので暇であることがつらく、ささやかな楽しみを見つけて何とか暮らしています。
彼らは自身のそうした気持ちを周りの人に気づかせまいとして、とても気を遣っていい顔をするために、いい顔をしている自身にも嫌気が差してきます。
またそれによって疲れてしまいます。
しかしながら、こうした状態になっている理由も見当たらないので、どうにも自分を変えようがありません。
そのため、一人でいる方が気楽なので、一人でいることが多くなります。