文明社会、とくに都会のなかで暮らしていると、繊細な感覚が麻痺してきます。
そして自分が麻痺していることにも気づけなくなってきます。
それゆえ、相手(モノや環境なども含む)に対して無理な要求をしていることに気づけなかったり、自分の思いどおりに相手(モノや環境なども含む)を動かしているにもかかわらず、それをおかしいと感じなかったり、申し訳ない感情が生じなかったりする。
それもそのはずで、本人も仕事や日常生活で無理な要求をのんでいたり、過酷な状況を我慢していたり、忙しくて自分の時間をもてなかったりするのですから、それが相手に対する要求として出てしまいます。