健康なときは、健康であることをほとんど意識しませんから、「病気になると健康のありがたみがわかる」と世間でよく言われます。
健康であれば元気に活発に活動できますから、「心身の声」や「他人の助言」といった細かいことを気にせず鈍感に生きています。
ところが体の具合が悪くなると、自分の思うように身体が動かなくなり、動かせなくなりますから、体をかばうような生き方に変わります。
そうした思いどおりにならないことを痛感すると、強がっていた気持ちは一気に崩れて、「私は病気でダメになってしまうんじゃないか」と弱気になってしまうことがみられます。