「自分の心理」は本を読んでも他人に聞いても分かりません。
当たり前のことですが、本には私個人の心理は書かれていないですし、他人が私の心を読めるわけではないですから。
もし、他人から「あなたはこういう心理があります」などと指摘されれば、「いえ、違います」とか、「そうじゃない!」などと反発したくなるかもしれません。
もちろん、人間である限りは皆似たような生き方や体験をしていますから、同じような心理になることがありますので、他人が「こういう心理状態ですよね?」と聞いてくれば、「その通り」となる場合も多々あります。
ただ、自分の深いところにある心理は自分でも気づけませんから、他人が指摘したとしてもそれを自分が認めることはとても難しい。
では、自分の心理をどうやって知るのかといったら、自分の話を専門家に聴いてもらいながら、自分の心を探求していき、「ああ、気づかなかったけど自分にはこんな気持ちがあったんだ」というような情緒体験をしていくことです。