仕事をバリバリこなしている人のなかには自分の感覚に鈍くなっていて、ストレスを感じているんだか感じていないんだか分からなくなっている人がいます。
疲れや仕事のしんどさに鈍くなっているがゆえに、「私の体は頑丈にできている」などと勘違いしていることが多い。
そして疲労やしんどさが分からないのでいっそう仕事を頑張るわけです。
ところがそのうち心身の機能に支障が出てきて、胃潰瘍になったり、めまいがしたり鬱っぽくなったり、また情緒が安定しなくなり、ひどくなるとパニック障害になったりします。
人によっては人間関係がうまくいかなくなったり、夫婦喧嘩(あるいは恋人との喧嘩)が多くなったりして、それでやっと相談に来られたりします。
そういう時に何て言われるかというと、たいてい「自分は大丈夫だと思ってました」と言われます。