ポジティブ・シンキングといったものも一種の精神論みたいなものです。
前向きに考えれば気分も状況も変わるということでしょうが、これが通用するのは、まず前向きに考えられる活力をもった人であることが前提であるし、前向きに考えただけで解決するような簡単な問題だけです。
ですから、とても大変な状況下で活力が低下している時に前向きに考えられるわけがないですし、少しでも難しい問題になれば通用しません。
解決が難しいものは前向きに考えたくらいでは解決しないのです。
これは、「やる気さえあれば何でもできる」とか「努力をすれば何とかなる」といっていた過去の精神論と同じです。