いま流行っている見せ方は、○○対××といったように、二つのものを対立させて、どっちが良いか、どっちが優れているかというふうに見せる仕方です。
「金持ち」対「貧乏」、「男」対「女」、「幸せ」対「不幸」、「成功」対「失敗」、といったように対立させると多くの人の興味を引くので、対立させるように仕組むのです。
こうした対立的な見方はわかりやすいものではありますが、こういう見方が習慣になってしまうと、どちらが正しくてどちらが間違っているとか、どちらが良くてどちらが悪いとか、そういう見方になってしまいがちです。