「何が正しくて、何が間違っているのか」ということを追求しすぎると、だんだんと自分が何をしているんだか分からなくなってきたりします。
たとえば、最初は、自分のためにあるいは世の中のために「正しいこと」をしようとやっていたつもりが、いつの間にか「間違ったこと」をやっていた、ということもあります。
あるいは、正しいとみなしていたことが、裏を返せば、実はそれは間違ったことでもあり、正しさとは間違いも含んでいることなのだと気づかずに偏った意見を主張していた、ということもあります。
正しいことと間違っていることとの間に線引きをし過ぎることは、大変さを引き起こすことにもなります。