病気になった場合に身体は自分自身を治そうと動きだします。自分を治す仕組みが身体のなかにあるからです。
その治癒過程では、いわゆる「症状」と呼ばれるものが出ます。熱が出たり炎症が起きたりなど、私たちが苦しんだり悩まされたりするものですが、それを出しながら治っていきます。
症状というと一般的には治すもの、抑えるべきものという認識をもっていますが、そうではなく、症状が出ているからこそ自然治癒が進んでいるのです。
症状が出ていると自分は何かの病気なのではないかと不安になる人もおられるでしょうが、そうした自分自身への警告の意味だけでなく、治癒が進んでいるという合図でもあります。