心理療法家や心理カウンセラーは患者の病気だけを診るのではなく、その人の生活や歴史、思考や傾向といった様々な部分を診ていき、それを語り合っていきます。
そうすることで、患者自身がどこでつまずいているのか、何が問題となっているのかに気づき知ることができます。そしてその「知る」ことが病気が生じている理由を知ることにつながります。
病気というものは非常に苦しいものではありますが、しかし一方で本人を助けているものでもあります。
病気が自分自身に何をしてくれているのかを知っていくこと、これが健康な生き方に変わる足がかりになっていきます。