症状が生じている場合、多くの人は自分の気性や感受性、生き方が症状を引き起こしたとは考えたくありません。
なぜなら、自分自身が責任を負うことになるからです。
これまでの自分を省みて、何が良くなかったのかを見つめなければなくなるからです。
それは苦しいことです。
しかも、医師や心理カウンセラーから「性格のせいです」と言われるのは腹の立つことですから、いっそう認めたくありません。
だから症状が生じているのを身体のせいにして、「体の具合が悪くなった」と言うのです。
そうやって自分自身を責めてしまう気持ちを軽減しています。