「口は災いの元」と昔から言われます。
相手に向って何か言いたいことがあっても、“ここはまず黙っていよう”とできればいいわけですけど、なかなか我慢できずにズバッと言ってしまう。
それは自分の方の考えが正しいと考えているからであり、相手の考えや行動を正したい気持ちがあるからです。
またその気持ちには、はっきり言ってあげることが相手のためとか、相手のことを真に考えているからといった干渉やお節介が伴っていることもあります。
ただ相手からすると、たいていはいい加減にしてほしいと感じているものです。
相手が「言ってもらってありがたい」と思えるようになる場合でも、言われてから数年あるいは十数年経たないと難しい。