人にとても優しい人は、「友達や知り合い全員から好かれなければいけない」という強迫的な考えが生じることがあります。
友達が10人いたら10人全員から好かれないと自分は人間としてダメなんじゃないかと考えてしまう。
10人のうちのたった1人でも自分のことを受け入れない人がいるだけで、自分を責める気持ちが生じてきてしまう。
というのも、自分が受け入れてもらえないということは、自分が相手に嫌なおもいをさせているのではないかと考えてしまうからです。
自分が何か相手が嫌がるようなことをしていて、それで相手が自分のことを嫌っているのではないかと勘ぐってしまうのです。
なぜそこまで考えるかというと、自分としては最大限、相手のために気をつかっているという思いがあるからです。
頭では「自分を好きな人もいれば、嫌いな人もいるのは当然。それは人間の相性だから仕方ない」と分かっていても、現実にはなかなかそれを受け入れられないのです。