私たちは自分のことを相手に知ってほしいという気持ちがあるために、なんらかの仕方で自分を表現します。
たとえば、自分のしてきたことを言葉で伝えたり、服装や髪型などの格好や見た目で表現したり、または、言葉づかいや態度といった「品(ひん)」で表現したりしています。
自分が相手を評価する際に、そうした表現をもとに判断していますから、当然、自分もその表現の仕方で他人から評価・判断されていると理屈でわかっています。
そしてまた、心のなかにあることに関しては、相手から理解してもらうことは難しいと理屈ではわかっています。
理屈ではわかっているのですが、いざ表面的なことで他人から評価・判断されると、「どうしてそれだけで私を判断するの?」と言いたくなったりします。