思春期には特異な意識や感覚が生じたりします。
たとえば、自分の体が臭っているんじゃないかという自己臭恐怖や、自分の視線が相手に嫌な感じを与えているじゃないかという自己視線恐怖や、自分の不細工な顔が相手を不快にしているじゃないかという醜形恐怖などが生じたりします。
こういうのを「思春期妄想症」などと呼んだりしており、いずれも“自分が相手を不快にさせている”ことを悩むものです。
自分が嫌な思いをしているのではなく、相手に嫌な思いを与えていて申し訳ないから、自分なんていない方がいいと思ってしまいます。