人を理解する際に、相手の話をじっくり聞いたり行動を共にしたりして、長い時間をかけてちゃんと知っていくのは骨の折れることです。
それゆえ、相手のことをパッと知りたい欲が出てきます。
この人はどういう人かを時間をかけずにわかりたい。
そしたらどうするかというと、相手の過去や深い部分などには関わらずに何らかのラベルを相手に貼るのです。
この人はこういう考え方をする人で、こういう行動をする傾向のある人だというラベルを貼って決めてしまう。
そうすると相手のことをわかったような気になって自分の心が落ち着きます。
人はそうやって自身を安定させています。