我慢をしすぎたり無理をしすぎたりして、胃潰瘍や十二指腸潰瘍になっている場合に、本来であれば、その我慢や無理のしすぎをやめるのが療養・養生となります。
ところが、我慢や無理のしすぎはそのままに、症状が生じているのは自身の胃や十二指腸が弱いからだと理由を勝手につけて、薬で身体だけを治そうとするのは本来の治療からかけ離れてしまいます。
問題なのは自身の意志の強さや頑固さであって、胃や十二指腸の弱さが問題なのではありません。
胃や十二指腸の弱さを症状の責任にしてしまえば、自身の意志の強さや頑固さを見直さなくて済みますから、そうしている人もいます。