納得できる話をしましょう

脳神経から精神状態を理解する

つらい環境の方へわざわざ行きとどまる傾向

つらい環境の中にいることが身についている人のなかには、わざわざ自身を困難な方向へもっていく傾向のある人がおられます。

もっと平穏で安心できて、気楽で快適な方向へ行けばいいんですが、それができずに、わざわざ苦しい方へ行きます。

これを「セルフ・ディフィーティング・パーソナリティ・ディスオーダー(self-defeating personality disorder)」と言う人もいます。

平穏な環境のなかにいるよりも、苦しい環境のなかにいる方が精神が安定するので、知らず知らずのうちに自身をそっちへもっていき、「つらい、つらい」と言いながらも、その環境にとどまろうとします。