雑誌の影響力は強いと感じています。
特に若いお母さん向けの「子育て雑誌」は大きな影響を与えているようです。
たとえば「子育てにはこれが一番良い」といった記事が載っている雑誌がよく売られていて、あたかもそれが正しい教育(育児)方法みたいに書かれています。
はじめてお母さんになる女の人、あるいはお父さんになる男の人は不安になりがちですから、そういう雑誌を読んで知識として備えるのでしょうけれども、子どもは当然その育児方法通りにはなりません。
それで困って相談に来られて、「雑誌に書いてある通りに子育てしていますが、うまくいきません。どうしたらいいでしょうか」と言われることがよくあります。
“子育てで良いこと”というのは、“良いこと”をするのですから、子どもに負担がかかります。
子どもが頑張ってくれているうちは子育ての方法が通用しますが、いつまでも子どもが頑張れるはずもありません。