恋人あるいは配偶者から暴力(精神的暴力も含むDV)を振るわれていて、ひどい目に遭っているのに別れようとしない、あるいは別れられない。
友人や親にもそのことを話したりするのだけれど別れることをしない。
そういう人もおられます。
この問題は、暴力をうけている人が話される「あの人だけは私をわかってくれる」、「あの人だけしか頼れる人がいない」という発言、さらには「私がいなければあの人はダメになってしまう」という発言に核心が表れています。
あの人から見捨てられたら私は生きていけない不安から、一方では、私が見捨てたらあの人は生きていけない心配から、暴力をうけても別れることができずに人生を共にする姿がうかがえます。