苦労
人それぞれ、なにかしらの苦労をしてきています。 苦労をねぎらってもらえる人は幸せですが、苦労ばかりしているのに、ねぎらってもらえない人もおられます。 ねぎらってもらえず悔しい思いをしていましたら、私のところにいらしてください。 電話でも結構で…
自身の感情を言葉にするのが上手な人もいれば、それがうまくできない人もいます。 うまく表現できない人が感じている「もどかしさ」は計り知れないくらいのものです。
病気や症状を治していくことも大事ですが、それ以上に自身の状態のつらさを聴いてもらうことが大事です。 聴いてもらうことで、自分以外の人にこのつらさや苦労がわかってもらえたという感覚を得られることが救いになります。 さらにその救われる感覚が病気…
克服しようと努めれば努めるほど、苦しみは増大します。
若い頃に大変な苦労や長期のつらい体験をしますと、「一番楽しい若い時期を楽しめずに失った」という恨みの気持ちが起こることがあります。 そうすると、「私は若い頃に好きなこともできなかったんだから、これくらいのわがままをいったって許されるべき」と…
若いときには若いときの、歳がいったら歳がいったときの辛さや苦しさ、悲しさや悔しさなど色々ありますから、いつでも話しにいらしてください。
苦しいときにはサポートしますので、いつでもおっしゃってください。
どんなことでも一人で頑張り続けていれば、そのうち耐えられなくなります。 誰かが見ていてくれるから、誰かがわかってくれているから、頑張りも続けることができます。 だから苦労は誰かと一緒にするものです。 そういう人がいないという場合には、頑張って…
無理してつらいことや苦しいことを体験したからといって、精神が鍛えられるわけではありません。
苦労をすれば、それによって他人の苦労の気持ちが分かるという面もあるでしょう。 それと同時に、苦労をしたせいで「私は苦労をしてきた」といった僻(ひが)みが生じたり、「苦労をしてない人はダメだ」といった狭い考えが生じる面もあります。
自分が苦しいときには、相手にも同じように苦労してもらって、自分の苦しみをわかってもらいたいと感じるときもあります。
「苦労をバネにする」といったような言い回しは、感動話や美談が好きな人にはたまらないでしょうが、苦労をしすぎたために引き起こされる問題の側面については、語られないことが多いです。
心理療法を受けますと、自身が本来もっていた人間的な感情がクライエントに戻ってきます。 クライエントが泣いたり、怒ったり、突っかかってきたり、そして笑ったりしはじめて、「ああ、感情が通ったな」と私は感じるのです。 それまでは「つらい」とか「苦…