納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

自己啓発・自分磨き

人間関係がうまくいっている人などいない

「人間関係はこうすると良くなる」などと言う人がおられますが、この世で人間関係が“すべて”うまくいっている人などいないと思います。 ある人とは仲良くできているでしょうが、別の人とは仲良くできていないのが事実(現実)でしょう。 人間関係の知識を啓…

生き方を指南・教示する人たちが出てくる

時代が大きく変化する節目には、生きることや生き方について説く人たちが増加します。 たとえば現代のように多様性社会や多彩価値観の時代に入りますと、これまでの生き方や暮らし方がそぐわなくなってきます。 すると、いたるところで「このように生きたら…

人生を変える商売をしている人がおみくじを

「人生を変えたい人は私のセミナーを受けてください」、などと自身の商売の宣伝をしている人たちがおられます。 そういう宣伝をしている一方で、彼らは神社へ行っておみくじを引いて「今年も良いことがありますように!」などと願っていたりする。 面白いこ…

心を磨きたいなら嫌いな人や苦手な人と話す

心を磨くことを人に強く勧める人達がおられます。 心を磨きたいなら自身が実践すればいいだけなのに、それを悩んでいるような人たちにも勧めて、これで悩みが解決するみたいないことを教示したがる。 しかも心を磨くという行為をわかっていないことがよくみ…

困難や障害を自らつくり出している

目標を立てること、言い方を変えればそれは、困難や障害を自らつくり出しているとも言えます。

「この人、いいこと言うなあ」と感じるが

本などを読んで、「この人、いいこと書いているな」と感じたり、講演を聞いて、「この人、いいこと言うなあ」などと感じて、相手を褒めても、そこで止まってしまって、なかなか自分を見直すきっかけにはならないものです。

優雅で裕福な生活ができることを謳って入会させるビジネス

昔は、「これをしないと成功(出世)しない」とか、「これをしないと不幸になる」などと、人々を不安がらせたり脅したりして、ある特定の集団に入らせたり、ある特定のセミナーを受けさせたりしていた組織がたくさん存在しました。 いまでも自己啓発などの形…

若くいたい気持ちで大人になることが難しい

自分の年齢にふさわしい生き方をすることが難しくなっています。 多くの人は若くいよう若くいたいと願いますし、世間もそれをあおったりしますから。 だから大人になるのが難しいのです。

自己啓発や宗教に関わる人たちの多くが精神的問題を抱えている

自己啓発そのものや、宗教そのものは悪いものではありません。 ただ、それを信奉したり、関心をもって関わる人たちの多くが精神的な問題を抱えた人たちなので、誤った方向に行きがちなのです。 そしてその傾向は、カウンセリングやセラピー、精神医学、民間…

向上心のみえない人に対する心ない発言

よく聞かれるのが、「向上心のみえない人は好きじゃない」という発言です。 向上することに対して意欲があるのなら、相手のことは関係なしに自分が向上すればいいのです。そして、ご自身が立派になればいい。 もしくは、向上心のみえない人の相談にのってあ…

自分磨きをしたい自分を知る

自分磨きという“行為”がとても流行っています。 もし本当に自分という存在、つまり人間としての自分に磨きをかけたいのであれば、心理療法家と一緒に自分の内面を深くみていくことをおすすめします。 そうすると、「自分を磨きたい」と思っている自分の状態…

自己実現という怪しい言葉

自己実現という言葉は実に怪しい言葉です。 「なりたい自分になる」といったように、願って努力していれば夢が叶うような幻想を抱かせるような言葉です。 自己実現とは自己の実現であり、願望の実現ではありませんから、そういうことを謳(うた)っているセ…

「夜や早朝の時間を活用しよう」という自己啓発本やビジネス書

「夜や早朝の時間を活用しよう」といったビジネス書や自己啓発本がよくみられます。 時間を“効率的”に使って仕事をうまくこなしましょうとか、さまざまな人に出会ったり、新しい体験をしたり、色々な情報を収集して毎日を充実させようといったことが書かれて…

決断力をつけるべきとビジネス雑誌には書かれているが

ビジネス雑誌や自己啓発本などにはよく、「成功者は決断力がある」などということが書かれています。 それを真に受けてしまうと、「私も決断力をつけなきゃ!」となりがちです。 しかし、そんなに自分を追い込む必要はありません。 決断力があるから人生がう…

引き寄せの法則という自信過剰かつ利己的感覚

世の中の人が言っている「引き寄せの法則」というものは、少し意地悪な見方をすれば、「自分がいい思いをするための方法」ということでしょう。 望んでいた経験ができたり、会いたい人に出会えたり、願っていた出来事が起こったりして、「これぞまさに引き寄…

自分に苦行を課している

自分を変えたいと考えている人のなかには、自分に苦行を課しているような人もおられます。

心理カウンセリングが自己啓発レベルにとどまっている

心理カウンセラーの初心者によくみられるのは、心理カウンセリングと自己啓発をごっちゃにしている、あるいは自己啓発レベルにとどまっていることです。 「最高の自分になるためには」とか、「自分を磨くには」といったことを語ることが多いのですが、そうい…

自己啓発の本を読んだりセミナーを受けても人の気持ちが読めない

人間関係がうまくいかないので自己啓発の本を読んだりセミナーに参加したりする、という気持ちはわかります。 ただ、本を読んだりセミナーに参加したことで自分が変わったと思い込み、自分が変わったのだから相手も変えてあげたいと考えて、相手の気持ちを考…

「ポジティブに生きる」と宣言している人

「私はポジティブに生きる」と宣言している人ほど、好きではないことや気に食わないことが起こると、相手に冷たくしたり、人との縁を大事にしなかったりすることがみられます。

自己を啓発することに疲れていたら

自己を啓発することに疲れていたら、私のところにいらっしゃい。

「できる女」「できる男」という扇動

会社員(会社勤め)をしていますと、マスメディアなどが世に送り出す「できる女」「できる男」などというものに煽(あお)られがちです。 「こういうことを実践している人が『できる人』である」とか、「こういう格好をしている人が『できる人』である」など…

外面は良くなっても内面の成長が追いついてこない

自分を変えていくためには自分をしっかりと省みることが必要になります。 ところが、それは時間のかかる面倒なことです。 そのため省みることをせずして、知識を学んだり技能を身につけること、つまり自分を強化することによって自分を変えていこうとするこ…

人を「一流」「三流」といった言葉で区分する行為

自己啓発や自己向上などのセミナーなどを行なっている人たちに多いのは、人を「一流」とか「三流」といった言葉で区分する行為です。 人を「一流」とか「三流」と区分すること自体が未熟ですし、「一流はすごく」て、「三流はダメ」という単純な図式が低レベ…

無理してつらい体験をしても精神は鍛えられない

無理してつらいことや苦しいことを体験したからといって、精神が鍛えられるわけではありません。

人から学ぼうとする態度が過ぎると相手は搾取されている気持ちになる

日々学ぶ意識をもっていることは素晴らしいですが、人と会うときに、常に相手から何かを得よう、何かを学ぼうという意識・態度でいると、相手からしてみると何か搾取されているような気持ちになってきます。 それが仕事の関係の人であればいいでしょうが、友…

人の性格も意識もまず変わらない

人の性格はまず変わらないですし、人の意識もまず変わりません。変わるとしたら10年単位の年月が必要でしょう。それでも少し変わるだけです。 にもかかわらず、「性格改造」だとか「意識改革」などといった研修や集まりが世の中にはいまだに存在し、精神的な…

自分の意見に合った本だけを選んでいる

「見方や考えを広げよう」と考えて、本をたくさん読んでいる人も大勢おられると思いますが、大抵いくら本を読んでも、自分の意見に合った本だけを選んでいたり、自分に都合のいい部分(文章)だけを読んでいたりするものです。

一日一日を大切にしようということ

一日一日を大切にしようと世間ではよく言われます。確かに、せっかく生きているのですから毎日を大切にしたいものです。 ただ、だからといって焦る必要はありません。 今日、自分自身を向上させる必要もないですし、世のため人のために何かをしなくてもいい…

失敗したことの話を語ってみる

生活していれば失敗することも出てきます。そんな失敗した話を私に語ってみてください。語って話し合っているうちにまた違った見方や知恵が生まれてくるものです。

感動をしたくて文学や映画などを鑑賞する行為

「感動したい」とか「涙を流したい」と感じたときに、文学や映画などを鑑賞して自分の気持ちを解放したり、快感を得たりしている人もおられるでしょう。 この作用は皆さんもよくご存知の「カタルシス」でして、日本語では一般的には「浄化」と訳されています…