欲・欲求・衝動
欲望のあることが良いことか悪いことかと判別するのではなく、どうして欲望が自身に出てくるのかを考えていけるようになると考えに深みが増します。
目立ちたいといった欲望、大きな影響力をもちたいといった欲望などが生じている場合に、どうして私はそうなのかを深く考えてみることが大切です。 「単に目立ちたいから」という回答は、考えることを放り出しています。 承認欲求を満たしたいからという回答…
症状には、それが出ている理由があります。 「その理由が何かを知りたい」という探求欲のある人と、「そんな理由などどうでもいいから薬で症状を早く抑えたい」という人がおられます。 彼らは神経発達による意識構造が異なります。 探求欲が見られる場合、そ…
世俗的な祭り、あるいはお祭り騒ぎを好む人たちの中には、短気で多動、また衝動的であり、繊細に振る舞うことが難しい人がみられます。 科学的、合理的な考え方が苦手であり、きちんと深く考えるという行為が難しい人もいます。
多かれ少なかれ、人は他者の世話を焼きたい傾向をもっています。 この傾向の多い人は世話好きと呼ばれ、面倒見がいいと評されることもあります。 この傾向の少ない人は相手にあまり関与せず、ほどよい距離を保ってくれて見守ってくれる人として評されたりし…
性についての悩み相談をうけています。 性についての悩みは、なかなか話し出しづらいものです。 恥ずかしい感情もあるでしょうし、話しても解決しないかもしれないし、話した相手にわかってもらえないかもしれない不安もあります。 私は真剣に話をお聴きし、…
私たちには「守られていたい、包み込まれていたい」という欲求があります。 もっとわかりやすく言うと、どこかに所属していたい。 所属感を感じているときは精神が安定します。
私たち人間は、人を求めるという根源的な欲望を強烈にもっています。親、友人、恋人など誰かと一緒にいたいという衝動が強くある。 それがうまく満たされないときは、自身の身体を相手(人)とみなして、それを求めようとします。 どういうふうに求めるかと…
「理想の自分になりたい」とか「この仕事を成し遂げて世に広めたい」とかいうのは、好きなことをしているのであって、「自己実現」なんて言うことでもありません。 世俗的に欲を満たしているにすぎません。
日本人は同等(平等ではない)意識が強いですから、どうしてもみんなと同じでないと気が済まないところがあります。 みんなが欲しがっているものを自分も欲しいと感じ、誰かが得をしたら自分も得をしたいと感じ、自動車のスピード違反で捕まったら、みんなも…
「人に教えてあげたい」とか、「人にわからせてあげたい」という欲望が過度に生じるときは、まず「自分はまだ何も知っていない」「自分はまだ何もわかっていない」ことを自身に教えるのがよいでしょう。 とは言いつつも、それが非常に難しいのですが。
深層心理学の興味深いところは、「自分でも思ってもみなかったことを実は思っていた」と解るところです。 「恋人がほしいのに恋人ができない」と悩んでいる人が、恋人ができてみると実際には一人でいる方が気楽でいいと感じたり、「友達がほしいのに友達がで…
言わなくてもよい本当のことを思わず言ってしまって、人間関係がうまくいかずに困っていましたら、ご相談ください。
自分の衝動を制御できない人の中には、警察などに捕まって楽になりたいと感じている人もおられます。 それゆえ、実際に捕まって「ホッとした」と言う人もおられます。
食事は規則正しく食べるのが、生活や身体のリズムにとって良いと言われています。 ただ、気分の状態によって食べたくなかったり、あるいは食べられなかったりしますから、食べたくなったら食べればいい、そういう場合があってもいい。
自己愛が肥大化しますと、公平に扱われているにもかかわらず、それを不公平に感じたりします。 誰かに何かしてもらっていることが当たり前だと思ったり、人から関心をもたれたり、褒めてもらっていないと不機嫌になったりする。 つまり、自分が特別扱いされ…
私たちの欲求は色々あり、睡眠欲や性欲などがありますが、「何が自分に足りていないか」ということはよく分かります。 たとえば睡眠が足りていない時は「寝たい!」と感じますし、性が足りていない時は「抱きたい!」「抱かれたい!」と感じます。 そして「…
援助交際をしてしまう人への心理カウンセリングをおこなっています。 相談したいことがありましたら私にご連絡ください。
自然の一部を持ち帰り、自分だけのものにしようとする行為が止められないという人はご相談ください。
世の中には、優れた品物をつくってくれたり、助かるサービスを生み出して提供してくれる人たちがおり、そういうことを仕事としている人たちがいます。 一方で、必要でもなく害のほうが大きいサービスや品物を人々に買わせるにはどうしたらいいか、ということ…
自己啓発や自己向上などのセミナーなどを行なっている人たちに多いのは、人を「一流」とか「三流」といった言葉で区分する行為です。 人を「一流」とか「三流」と区分すること自体が未熟ですし、「一流はすごく」て、「三流はダメ」という単純な図式が低レベ…
私たちは自分の欲望をわかっているつもりでいます。あれが欲しいとかこれを食べたいとか、そういう気持ちになるので、それが自分の欲望だと認識しています。 だからお金を出して「あるモノ」を買って手に入れたり、長期間の予約を待ってまで「ある飲食店」で…
こだわりをもっていることで自分のする仕事の質を高めたり、人の役に立つことができたりします。しかし、こだわりが強すぎれば周りの人に迷惑をかけたりすることも起こります。
衝動を抑えられずに困っている場合の心理カウンセリングをおこなっています。 衝動とはたとえば、すぐ怒りを爆発させてしまうとか、たくさんの買い物をしてお金を使ってしまうとか、自分自身ではどうにかしたいと考えているのにでも意志では抑えにくい欲求の…
虚(むな)しい時には、その虚しさを埋めようとして行動を起こしたりします。虚しさを埋めるための行動ですから“突発的”にしたりするので、あとから考えてみれば「なんで私はあんなことをしたんだろう」などと思ったりすることも出てきます。
現在は、SNSやtwitterのような自分の気持ちを書き込める「場」が流行っています。 気持ちを文章にしてネットに流すことで自分の知られざる気持ちをみんなに見てもらえる。 こうしたものは便利ではありますが、一方で自分の気持ちを瞬時にして自分から切り離…
「自分のしたいことがあっても、あえてそれをしない」という考えを持つことも大切です。 したいことがあり、それを可能にする時間もお金も力もあったとして、それでも「したいことをしないでいる」ということです。 現代は自分のしたいことをして欲を満たす…
「私には~する権利がある」とか、「これは私のものなんだから何をしてもいいはず」などと言いたくなる時もあります。 ただその際に「権利」を超えて、いきすぎた要求を無自覚にしてしまっている場合もあるかもしれません。 つまり、「権利じゃなくて特権が…
裕福で快適な生活をすることは、自然(地球)から色々なものをもらうことになるのですから、とてもとてもありがたいことです。
もっと自分のことに関心をもってもらいたいという気持ちが強くあったり、自分のことをもっとわかってもらいたいという気持ちが強くあれば、「ひがみ」や「背伸び(見栄)」が出てしまうこともあります。