納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

心の病

自制心の強い人が心の病や腰痛になる

心の病になる人の多くは、自身を律する精神力がとても強い。 自身を踏ん張らせたり、無理をさせたり、我慢させたり、頑張らせたりします。 自身に対する制御力が強大です。 その強大な制御力は自らを苦しめるにいたるほどです。 過剰に責任を背負い込んだり…

身体と精神(心)の両面から治療する

身体の具合が悪い場合に身体だけを治そうとしますでしょう。 あるいは精神(心)の具合が悪い場合に精神(心)だけを治そうとしますでしょう。 それでは治りにくいです。 精神(心)の具合が悪い場合には、身体からも治療をおこなう。 身体の具合が悪い場合…

薬物療法とカウンセリングを合わせて受けると効果あり

精神科や心療内科や整形外科などに通っている患者さんは、そこでの薬物療法だけでなく、心理カウンセリングや心理療法などを受けにいらしてください。 医者の治療と心理カウンセラーあるいは心理療法家のカウンセリングが合わさることで、よりよい効果がでま…

町田市・精神科デイケア(居場所・語る場)のご紹介

東京都町田市にございます精神科デイケアを紹介させていただきます。 精神科デイケアとは、精神科に通院されている人や、心の具合が悪い人たちのための居場所、語る場所、リハビリ所です。 今年4月に開設したばかりの施設で、見晴らしのよい4階にございます…

心や精神の病を治す過程では治す側も苦しむ

心の病や精神の病を治すにあたって、医師や心理カウンセラーなどの治療者は相当に苦しみます。 患者がとても苦しんでいるのですから、それを治そうとしたら治療者も苦しみます。 治療者も共に苦しむから患者が治るのです。 治療者は苦しまずに患者だけを治そ…

心の病の発症時期と症状移動(シンドロームシフト)

心の病には、幼い頃には発症しづらく、大人になってから発症しやすいものがあります。 なぜ大人になってから発症するかというと、幼い時期は精神に柔軟性があるからです。 こんな目に遭うのは自分が悪いからだと思い込んだりするなど、辛いことがあってもそ…

精神症状や心の病の治癒過程を説明します

精神症状や心の病がどのような心の内部の変容や人格変化を経て治っていくのか、治癒過程を説明します。 またその治癒過程で、周りにいる人たちの意識がどのように変わっていくのかも説明します。

企業努力やホスピタリティが素晴らしいという評価の陰に

マスメディアや個人の感想などで企業評価がなされる際に、企業努力がすごいとか、ホスピタリティが素晴らしいといった評価のされ方をよくみます。 そうした褒め言葉は企業としては高評価でしょうが、そうした企業に勤める社員が、精神科や心療内科や心理カウ…

心の病の原因を求めるのではなく、本人の未来をみていく

ほとんどの人が心の病の原因を知りたがります。あるいは探究したがります。 なぜなら原因を知ることができれば治せるかもしれないと考えるからです。また、本人の精神状態を少しでも納得できるからです。 家庭環境とか精神的ショックとか辛い出来事とか、あ…

心の症状とその後の生き方

心の扱いはとても難しいものです。 抑うつも神経症も含め、心の苦しみは脳にも原因があるのだから、薬で治す方がずっと効果的で早い、と言われることがあります。 仕事をしている人はなおさらで、毎日忙しいですから、時間のかかる「精神分析」のような心の…

やっぱり自分もおかしいのかも、と思う時

自分の周りに精神的に病んでいる人が多かったり、あるいは人格的に問題を抱えた人が多かったり、または自傷行為や自殺企画している人がいたりすると、ふと「ああ、自分もどこかおかしいのかもしれない」と思ったりする。

どこかに負担がかかっている

私たちが快適に暮らしたり、自分のしたいことができるということは、誰かに負担がかかっていたり、自然環境に負担がかかっていたりするということです。 また、そういうことを心配し、気に病んでいる人もおられます。

心の病や精神状態の治し方は一人ひとりで異なります

心の病や精神状態の治し方は一人ひとりで異なりますし、またその時の状態や状況に応じて変わってきます。 ですから、「これで治る」とか「こうすればいい」といった決まったことは言いづらいです。

心の病や精神症状の疑問にお答えします

心の病や精神症状のことで疑問や分からないことがあれば、どのようなことでもご質問ください。詳しくお答えします。

うつ病という言葉と心の病をきちんと診る行為

心の病というとイコール「うつ病」という印象があまりにも強いように感じます。心の病というのは各個人で様々な状態がありまして、うつ病はその中の一つにすぎません。 世間では心が病むとすぐに「うつ病」という診断を下したり、「これが原因でうつ病のリス…

心身不調や精神不調の相談ができます

私のところでは心身不調や精神不調の相談をおこなっています。 まずじっくり話をお聴きします。そしてどのようにしていけば良いかの話をします。 心が病む仕組み、精神状態が悪くなる仕組みを説明いたします。 また精神的ダメージ、過緊張、過労などで精神症…

お酒を浴びるように飲むのは自傷行為

お酒を浴びるように飲んだり、「ベロンベロンになるまで酒を飲んだ」などと友達に言いふらしたりする。 そういう行為をしてしまう場合、トラウマや心理的な問題を抱えていたりします。また、過去に非行に走ったり、グレかけたことのある人にもそういう人が多…

身体や精神を消耗させすぎないことが大切

身体を酷使すれば身体が消耗したことを感じます。それでも十分に寝たり、たくさん休養をとれば体力が回復します。しかし、身体を酷使し続ければ身体はダメになってしまいます。 同じように、人に対して気を過剰につかえば気が消耗したことを感じます。それで…

症状が自分にとって何を意味するのか

身体は自分自身を治すような仕組みになっていますから、症状が出ている場合には、何ゆえに症状が出ているのかを知ることが大切になってきます。 早く治してほしい、早く症状を取り除いてほしいという気持ちになるのはわかるのですが、自分にとってその症状が…

これまでの人生で抱えてきたものがあまりにも大きい

心の病になるといってもある日突然に病気になるわけではありません。 これまでたくさん抱えてきているものがあるわけです。 その抱えてきているものが本人にとってあまりにも大きくなってしまったので、それが心の病となってあらわれてきたということです。

こころが治っていくには「尊重される」ことが必要

こころが治っていくには、本人が尊重されることが必要であり、「私は大事にされている、認められている」といった気持ちを感じられることが必要です。

病名にとらわれないことが大切

自分の状態に病名をつけてしまうと、どうしても“それ”にとらわれてしまいます。 たとえば、うつ病などといった気分障害の診断名がつけられると、「うつ病を治すためにはどうしたらいいか?」「うつ病から回復する方法は?」という観点だけから自分の身体を診…

必要なのは理解してくれて支えてくれる人

心が病んでいる時に真に必要なのは、心底理解してくれて支えてくれる人です。

「いい人」になっているから…ということ

「いい人」になっているから損をするとか、「いい人」でいるから心を病むといったことが言われたりします。 そうするとすぐに、「いい人」にならなくていいとか、「いい人」をやめた方がいい、という主張をしがちです。 しかし、「いい人」が損をしているか…

病んでいる部分を診つつ、健康な部分の割合を大きくする

私たちの心のなかには健康な部分と病んでいる部分があります。 その割合がどれほどなのかは個人個人によりますが、病んでいる部分の割合が多いと、心が不健康、あるいは心の病ということになります。 それで私たち心理療法家は、心の病んでいる部分を診つつ…

心理療法を受けて人間的な感情が戻ってくる

心理療法を受けますと、自身が本来もっていた人間的な感情がクライエントに戻ってきます。 クライエントが泣いたり、怒ったり、突っかかってきたり、そして笑ったりしはじめて、「ああ、感情が通ったな」と私は感じるのです。 それまでは「つらい」とか「苦…

治してあげる態度から尊重する態度に変わる

心が病んでいる状態や精神症状を治していく際には、具合が悪くなった経緯や、本人の人生の歩みついて十分にお聴きしています。 そういうことをお聴きしていますと、相手のことがよくわかり、治療者の“治してあげる”といった態度が間違っていることに気づきま…

自分をわかってもらいたい時の心身症状

人は、自分のことをもっとわかってもらいと切実に感じていたら、自ら心身症状をもつくりだします。

心が回復するということ

子どもが不登校から立ち直る、あるいは大人が心の病から立ち直るというのは、親や治療者が望む姿になることではありません。 それは、本人が自分の意志で行動する力を取り戻し、世の中を楽しめる気持ちを取り戻すことです。

心の病と人格障害における攻撃性の方向

心の病の場合、攻撃性の大部分が自分自身に向かいますから、自分が悪いと感じたり自分を責めたりすることが多くなります。 一方で人格障害の場合は、攻撃性が外側に向かいがちですから、自分以外の人を責めたり、けなしたりすることが多くなります。