対人配慮性
父親の人に対する無配慮、無遠慮、自己中心さ、などで、腹立たしさを感じる人はとても多い。 たいていそれを感じるのは奥さんや娘・息子です。 人に厳しい躾(しつけ)をしておきながら、父親自身は不摂生でろくでもない暮らし方をしている。 家族が病気にな…
競争が苦手な人や嫌いな人は、無理して人と競(きそ)わなくてもいいです。 競争が好きな人も世の中にいますが、そういう人たちに合わせなくてもいい。 競争が好きな人は競争が好きな人と競えばいいのですから、配慮してその中に入っていかなくてもいいので…
人のために何かをしてあげることについて、心の底から相手のことを想ってやってあげる場合もあれば、自分がすごいと思われたいために人に尽くす場合もあります。
相手のためを考えたら本音を言わないのが人間というものです。 何か辛いことがあっても、人から「大丈夫?」と聞かれたら、多くの人は「大丈夫」と答えるでしょう。何か悩みがあっても、人から「どうかしたの?」と聞かれたら、多くの人は「別に何でもない」…
人の気持ちを考える優しい人は相手をとても気づかいますから、自分自身のつらい話を語ろうと考えても、その話が相手にとって重いんじゃないかと憂慮して語るのを遠慮しがちです。友人にも気をつかって語らない人もおられます。 本心をほとんど語らず、人前で…
人に気をつかえるのは人間としてすばらしいことです。 ただ気をつかうことが身につきすぎてしまって、自分の意志とは関係なしに、あまりに人に気をつかうようになっていると、人と一緒にいるだけでも疲れてしまいます。 気をつかうのを程ほどにしておければ…
何らかの事情で相手の言っていることを何度も聞き取れなかったり理解できなかったとき、人によっては何度も相手に聞き返すのは失礼だと感じますから、笑顔でごまかして聞き取れたようなふりをします。 でも実際には相手が何を言ったのか分かっていない。 そ…
職場などで先輩や上司が忙しそうにしていると一瞬ためらってしまい、用件を言い出せないなんてことがあります。 「仕事の邪魔になってしまわないか」とか、「いま話しかけたら迷惑になるのではないか」などと気をつかってしまい言い出せなかったりします。 …
周りの人の意見に流されてしまう場合、「自分がない」と感じられます。 もちろん、実際に自分がないのではなくて、自分はあるのだけれども、何らかの事情により自己表現できなくなっているということです。
見捨てられ不安が強いと、どうしても相手に尽くしすぎてしまいがちです。 これ以上、淋しい気持ちを味わいたくないですから、これでもかというくらい異性や同性に献身します。 相手から見れば「これほど尽くしてくれる人はいない」と感じます。 しかし、こち…
「その場の空気を壊したくない」と考えて、嫌なことでも我慢してその場をやり過ごしている。 そうしたことが積み重なっていて、気分も重く、気持ちもつらくなっていましたら、語りにいらしてください。
相談に来られる人のなかには、話したいことを事前にメモしてこられる人もおられます。 というのは、メモをしてこないと何から話していいかのわからなくなってしまうかもしれないし、話したいことの整理がつかなくて話が支離滅裂になってしまったら、先生に迷…
相手のことを心底配慮してしまう人は、相手のことを考えているだけでヘトヘトに疲れ切ってしまいます。 たとえば、私がこれを言ったら相手はどういう気持ちになり、どう反応するだろうかとか、私がこれをしたら相手がどういう態度をとるだろうかといったこと…
相手の気持ちを読めてしまう人は、けっこう相手に気を遣いますから、人の気持ちを読めない人をみるとイライラしてくるものです。 「どうして人の気持ちを考えられないのだろうか」と。 人の気持ちを深く読める人ほど、その苛立ちも大きくなります。