納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

対人恐怖

自分の視線が相手に不快感を与えている

思春期には「眼」に関する意識の変容が生じることがあります。 自分の眼や視線が、相手を嫌な気持ちにさせているのではないか、不快感を与えているのではないかといった思い込みが生じます。

意識しないようにすればするほど意識されてくる

あることを意識しないようにしようとすればするほど、そのことがさらに意識されてきます。

赤面恐怖症と赤面症

赤面恐怖症は実際には赤面していないんだけど、赤面しているであろう自分を見られて恥ずかしくて逃げ出したくなるものです。 赤面症は実際に赤面するものです。

人の集まる所に怖くて行かれない

みんなが集まるようなところに行けないとか、知らない人たちの中に入って行くことができないのを社交恐怖などと言うことがあります。 人が集まる所に行くことを考えただけで恐怖や緊張が生じ、頭の中が真っ白になる人もおられます。 対人恐怖症の特徴は、こ…

精神的に追い詰められると誰も信用できなくなってくる

職場や学校でつらく苦しい状況が続いて精神的に追い詰められますと、周りの人が敵に思えてきて、誰も信用できなくなったりします。

統合失調症などにおける幻聴(幻声)は外の世界から聞こえたように感じる

幻聴(幻声)は本人の中で起こっているものなのですが、それが外で起こっていると感じます。それゆえ外の世界から聞こえてきたものになります。 だから幻の言葉は現実であり本当に誰かが言ったのだと感じてしまうのです。 そこで非常に妄想が膨らんでしまい…

他の人と同じようになろうとする努力

「私という人間は私だ」と思っている人がほとんどでしょうが、自分自身になるということは実はとても難しいことです。 とくに若い頃は「なんとかして他の人と同じようになろう」と努力しますから、他人と比較してしまい、すごくつらくなったりする。 自分は…

思春期に生じる特異な意識や感覚 -視線恐怖や醜形恐怖-

思春期には特異な意識や感覚が生じたりします。 たとえば、自分の体が臭っているんじゃないかという自己臭恐怖や、自分の視線が相手に嫌な感じを与えているじゃないかという自己視線恐怖や、自分の不細工な顔が相手を不快にしているじゃないかという醜形恐怖…

とりこし苦労や緊張が多くて疲れもたまる

罪悪感や罪業感がとても強く生じる場合は、自分が悪いこともしていないにもかかわらず、自分が何かまずいことをしたのではないかと不安になってしまいますから、とりこし苦労や緊張が多くなり、疲れもたまりがちになります。

何かあると自分が悪いと感じてしまう自責意識

何か問題が起こったときに、「私に問題があります」と責任をとる姿は人格的に素晴らしい。 ほとんどの人が大人だなあと感じるはずです。 男女関係においても揉め事が起こったときに、「私の方が悪かった」と責任をとれば、とった方が大人でいられます。 しか…

神経症における対人関係の悩み

神経症は症状のあらわれ方がとても幅広く、とても把握しにくいものですが、根源には対人関係の悩みを抱えています。 その悩みの中には対人恐怖が含まれていて、対人関係における「混沌として理解できないもの」によって苦しめらます。 人との距離をどれくら…

他人のことがとても気になる「関係妄想」

他人が咳をしたり、鼻に手をやったり、または笑ったりする行為が、私を見下しているんじゃないかとか、私に嫌がらせをしているんじゃないかとか、私をやっつけようとしているんじゃないかと考えてしまうのを「関係妄想」と呼んでいます。 自分には全く関係の…