納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

向上心

向上心を操られている

若い時期は、向上意欲にあふれていますから、その向上心を、野心をもった大人に操られてしまうことがあります。 以前流行した“やりがい搾取”など仕事の面において多く見られますが、それ以外にも、“自分を変える”とか“内面を成長させる”といった精神の面を操…

困難や障害を自らつくり出している

目標を立てること、言い方を変えればそれは、困難や障害を自らつくり出しているとも言えます。

向上することや修行することについて学ぶ

向上することや修行することについて学びたい人は、ご依頼ください。 実際に向上したり修行したりするのではなく、それらがどういうことなのかを知っていきます。

仕事で自身に強い圧力(ストレス)をかけている

仕事において、自分自身に強い圧力(ストレス)をかける人もおられます。 たとえば目標必達とか売り上げ倍増とか、あるいはどこそこに勝つとか己に勝つとか、あるいはお客や従業員のために仕事を一日も休まないとか。 そうした自己圧力(ストレス)が強いあ…

「できる女」「できる男」という扇動

会社員(会社勤め)をしていますと、マスメディアなどが世に送り出す「できる女」「できる男」などというものに煽(あお)られがちです。 「こういうことを実践している人が『できる人』である」とか、「こういう格好をしている人が『できる人』である」など…

人を「一流」「三流」といった言葉で区分する行為

自己啓発や自己向上などのセミナーなどを行なっている人たちに多いのは、人を「一流」とか「三流」といった言葉で区分する行為です。 人を「一流」とか「三流」と区分すること自体が未熟ですし、「一流はすごく」て、「三流はダメ」という単純な図式が低レベ…

色々な分野に首を突っ込んで器用貧乏になっている

「色々な分野に首を突っ込んでいて器用貧乏になっている」と感じている人もおります。 そういう人は一つのことに熱中するだけでは飽き足らず、色々なことをやりたくなってしまう。 自身でも「どうして自分はこうなのかな」と感じていたりするのですが、一方…

人から学ぼうとする態度が過ぎると相手は搾取されている気持ちになる

日々学ぶ意識をもっていることは素晴らしいですが、人と会うときに、常に相手から何かを得よう、何かを学ぼうという意識・態度でいると、相手からしてみると何か搾取されているような気持ちになってきます。 それが仕事の関係の人であればいいでしょうが、友…

自分の意見に合った本だけを選んでいる

「見方や考えを広げよう」と考えて、本をたくさん読んでいる人も大勢おられると思いますが、大抵いくら本を読んでも、自分の意見に合った本だけを選んでいたり、自分に都合のいい部分(文章)だけを読んでいたりするものです。

一日一日を大切にしようということ

一日一日を大切にしようと世間ではよく言われます。確かに、せっかく生きているのですから毎日を大切にしたいものです。 ただ、だからといって焦る必要はありません。 今日、自分自身を向上させる必要もないですし、世のため人のために何かをしなくてもいい…

感動をしたくて文学や映画などを鑑賞する行為

「感動したい」とか「涙を流したい」と感じたときに、文学や映画などを鑑賞して自分の気持ちを解放したり、快感を得たりしている人もおられるでしょう。 この作用は皆さんもよくご存知の「カタルシス」でして、日本語では一般的には「浄化」と訳されています…

無邪気に遊んで楽しむ

自分を向上させることばかり考えていないで、目的なく無邪気に遊んで楽しむことができるといいです。

考えを深める体験を積んでおく

困ったときに相談や質問をして、パッと答えてくれる人がいてくれるのはありがたいですし、時には必要です。 一方で、いつもそのようにして人から答えをもらって、わかったような気になってしまうと、浅いところで解決してしまいますから思考が深まりません。…

人としての成熟とは

人として「成熟している」と言えるには、いろいろな面がありますけれども、その一つとして、相手が間違ったことを言ったりやったりしても、それを早急に咎(とが)めたりしないことができる、ということです。 まず謙虚になって相手の気持ちや話を聞くことが…

精神的成長とはどういうことか

精神的成長とは、自分自身を深く理解し、自分自身を省みれる能力を身につけていくことだと私は考えています。

「こう考えたらいい」とうたう人生論の本を読みたがる場合に

人生について書かれた書籍などにありがちなのは、「こういうことをやったらいい」とか「こう考えたらいい」などと書かれたものです。 そういうものを読みますと、参考になったりヒントをもらったように感じて、次から私もこれを実践しようなどと考えてしまう…

何のために自己向上しようとしているのか

私たちは向上志向や上昇志向が身に染みついていますから、何かしら向上していくことに価値があるとみなしています。 それゆえ、向上している人をみると格好いいと感じ、自分も向上しようとします。 しかし今一度、深く考えなければいけないのは、「何のため…

どうして自分はこうなんだろう?という残念な思い

「どうして自分はこうなんだろう?」と感じる時もあると思います。 「どうして?」と感じるということは、自分が思った通りの自分になれていないからかもしれません。 「こういう人間になろう!」「こういう人間でありたい」と決めている人にとって、そうな…

自分を成長させるための行動と体験

「新しい自分に気づく」とか「見聞を広めて成長する」といって、いろいろな所へ旅行してみたり、いろいろなことに挑戦している人も多いでしょう。 そして体験してみると「人生が変わった」とか「視野が広がった」なんて感じたりするのですが、また普段の暮ら…

カウンセリングや精神医学を学ぶには自身をも学ぶ

心理カウンセリングや精神医学を学びたい、あるいは学んでいる人たちは、知識や技法を自身に取り込む(吸収する)ことだけに囚(とら)われるのではなくて、自身についてもっと知る・学ぶことが大切です。 自身が日常どんな行動・態度をとっているのか、自身…

立派な人格者を目指すことによる怒り、悪態

“立派な人”になろうと努力し続けたり、“すばらしい人格者”になろうと向上し続けることで、怒(いか)る素(もと)やイライラする素が作られていたりします。 また、相手に対して嫌がらせや悪態が出てしまう素が作られていたりします。

ありのままの自分を受け入れるとは

「ありのままの自分を受け入れる」ことを「向上心がない」ことと同じことと考えている人がおられますが、そうではありません。 「ありのままの自分を受け入れる」とは、この自分が自分なのであり、自分がどんな状態であれ、それも自分なのだ、と理解し納得す…