助ける・救う
目の前に問題を提示されると、たとえばクイズとかパズルとか悩みとかを解きたくなるのが、人の性質のようです。 テレビ放送のクイズ番組であれば、テレビに向かって回答したくなったりする。 一方、他人の悩みに口を挟んで、解決してあげようなどとすると余…
他者に助けを求める行動、たとえば病院に行ったりカウンセリングを受けたり、あるいは警察署や法律事務所に行ったりする行動ですが、これらはみずからを助けようとする意思があるからこそ起こる行動です。 自尊心が低かったり、みずからをないがしろにする精…
つらくても、人に迷惑をかけたくないので人に助けを求めない、人の助けをもらわない。 そう考えている人もいます。 人の手を煩(わずら)わせるくらいなら、つらさに耐えるほうを選ぶと考えているのです。
動物愛護活動をおこなっている人たちの中には、自身の中に激しい攻撃性をもっている人たちもおられます。 そういう人たちは、動物を護(まも)ることにとどまらず、その攻撃性を外に向けて発し、人を威圧したり、人を委縮させたりする行動がみられます。
自分をわかってくれる人がいたり、つらいときに助けてくれる人がいれば、絶望しなくてすみます。 そういう人が要るときには、いつでも私にご連絡ください。
人を助けることはとても大事なことですけれども、何でも助ければいいということではありません。 近年はとくに、困っている人の「代理」をして助ける方法が流行っています。 しかし「代理」をしてあげることは本人の生きる力を削ぐこと(弱めること)につな…
ある人にとっての困難というものは、その人の生きがいになっていることもあります。困難のなかにいるから生きていられたりします。 だからそれを取り除いてしまうと、死にたくなってしまうことだってあります。 困難がありすぎると苦しくて死にたくなること…
困難に陥った状況を、私なりに例えていうと「クレバスに落ちた状況」とも言える場合があります。 クレバスというのは、氷河や雪渓などに形成された深い割れ目のことです。 普段の生活でクレバスに落ちることはありえませんけれども、例えとして、いったんそ…
霊体験には様々な目的がありますが、その一つに「グリーフケア」(悲しみのケア)があります。 悲しみの気持ちがおさまらない状態のときに、自身が納得する物語を創り、自らをケアする現象です。 最愛の人を失ったとき、遺(のこ)された人の悲しみを癒やす…
助けてくれる人は身近にいるものです。たいていはすぐ近くにいます。 しかし、そういう人は自分にとって好きな人ではなかったり、わずらわしい人やうっとうしい人だったりするので、避けていることが多い。 自分がそういう態度をとっていても、困った時やつ…
誰でも人の役に立ちたいと思っています。 ただ、他人と自分の感覚は同じではありませんから、役に立ちたい意識が相手と少しずれてしまうと、お節介になったり迷惑に感じられることがあります。
人を助ける仕事をしている人は、自分がなぜ助けるのかを自身に問い、もっと深く考えていくことが必要です。 そういう自分に問う行為が、人を助ける仕事をするうえで、良からぬ方向にずれていってしまうことを防いでくれます。
「私の気持ちは誰にもわからない」という気持ちを抱えている人が、自分の周りにいる人たちを助けたいという気持ちであふれていることがよくみられます。 そういう場合、表面的には相手を助けているようでも、本当の意味で相手を助けているかというと難しいと…
自分がいろいろと苦労をしてくると、「同じような苦労をしている人を助けたい」と考えるようになることが多いものです。 そして実際に他人を助けだそうとして、相手の世話を焼くわけですけれども、しかし現実には、自分の苦労した人生に相手を引き込んでしま…
やる気や情熱がありすぎると、やることが空回りしたりします。
悩んでいる人を助けてあげたい、助言をしてあげたいと考える人は多くみられます。 ただ、相談を受ける知識や技量がないのに、その人の悩みを聞くなどして相手の世界にむやみに介入すると、相手の悩みの深さ、言い換えれば、つらさや苦しみや葛藤の粘着に巻き…