納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

人格障害

土地に対する異常な執着

人格に問題が生じてきますと、人によっては、「土地」に異常に執着をすることがあります。 自分の所有地でもないのに、勝手に私有地みたいに使ったり、自分の使用の権利を主張したりします。

境界例の情緒表出と心身症の厳密さ

境界例(境界性人格障害)の特徴は情緒的未熟さと自我の弱さです。 それゆえ衝動的な言動をします。 たとえば社会的に反した行動であったり、逸脱行動という形で表します。 一方で、心身症者はそうした退行的な衝動を自分自身に許しません。 なぜなら、自身…

人格の問題と「自分は正しくて世の中は間違ってる」主張

人格(パーソナリティ)に問題を抱えている時期には、だいたい「自分は正しくて世の中は間違っている」と主張していたりします。 「世の中はおかしい」とか「世も末(すえ)だ」とか「ろくでもない奴が多い」などと言うことが多くみられます。 その内容は結…

解離性障害にともなう偏頭痛

自分から自分の感情や記憶などが分離されるのを“解離”といいまして、この解離があまりにも頻繁に行われるようになると、解離性障害といわれることになります。 解離性障害は自分が感じたことや、自分がやったこと話したことの記憶が分断されてしまうものです…

大人における「ヤダ、ヤダ」と嫌悪・拒絶をする精神状態

子どもの自我期、反抗期では、子どもに何をしてあげても「イヤ!」と言います。 でも、その時期を過ぎれば「イヤ!」と言うことはなくなりますから、それまでの我慢と考えることができます。 ところが大人においても「ヤダ、ヤダ」と嫌悪・拒絶する精神状態…

気に食わないことがあるといきなり怒鳴る

自分の気に食わないことがあると、いきなり怒鳴るという人もおられます。 これは人格的な問題をかかえている場合が多く、頭にきた瞬間に感情が表出してしまうもので、自制心は働かず、意志(自我)の力でどうにかなるものではありません。

心の病では仕事をするのが難しく、人格に問題を抱えている場合は仕事ができる

心を病んだ場合、たいていは仕事ができなくなります。気分障害の場合はさまざまな気分が自分を覆ってしまいますし、統合失調症の場合は様々な不安や恐怖が襲ってきますので、とても仕事どころではなくなります。 神経症の場合はかろうじて仕事はできますが、…

きりがなく口から出てくる「不満や文句」

悩みは口に出して人に語れば徐々に解決してきたりします。また一般的な不満や文句も口に出して人に語れば徐々に無くなっていきます。 しかし、人格形成に問題を抱えている場合には「不満や文句」を口に出して人に語っても、キリがなく出てきます。無くなると…

発達障害ではなく精神発達や人格の問題

発達障害ゆえに相手の気持ちを読めなくて人間関係を悪くさせてしまう、ということは世間でよく言われています。 発達障害である本人も自分の人間関係の悪さは発達障害によるものだということを理解していたりします。 ところが、発達障害であると言われてい…

パワハラ人格の人に反省を促しても常識は通用しない

パワハラ人格の人に対して、「悪いことを自分がしていると認識しなさい」と説教をしても効果はありません。 相手に対して悪いことをしているという意識が育っていない人格だからこそ、人に対して酷い行為をするのですから、自己を省みさせようとしても常識は…

パーソナリティに問題を抱えた人への困惑した対応

パーソナリティ障害(人格障害)は一般の人にはなじみがありません。 パーソナリティ障害がどのようなものか知られていないので、パーソナリティに問題をもった人と接すると、理解できないことが多々起こってくるので、どうしてよいのか分からず対応に困惑す…

情緒が不安定のなかで安定している

情緒不安定パーソナリティというのがありまして、これは「不安定さに安定している」性質です。 気持ち(情緒)が安定すると次に不安になってしまうために、不安定でいることで安定が保たれている。 言い換えれば、気持ち(情緒)がすごく揺らいでいて一定し…

心の病と人格障害における攻撃性の方向

心の病の場合、攻撃性の大部分が自分自身に向かいますから、自分が悪いと感じたり自分を責めたりすることが多くなります。 一方で人格障害の場合は、攻撃性が外側に向かいがちですから、自分以外の人を責めたり、けなしたりすることが多くなります。