納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

メンタルヘルス・精神衛生

身体と精神(心)の両面から治療する

身体の具合が悪い場合に身体だけを治そうとしますでしょう。 あるいは精神(心)の具合が悪い場合に精神(心)だけを治そうとしますでしょう。 それでは治りにくいです。 精神(心)の具合が悪い場合には、身体からも治療をおこなう。 身体の具合が悪い場合…

病気の理解、患者への理解

患者自身が、病気とはどういうものか、病気になるとどのような状態になるのかをしっかりと理解することが大事です。 それは、原因が何かとか、ストレスが問題だとか、身体の内部がどのような状態になっているとか、細部をみる医学的なことだけではなくて、「…

家の中にずっといる退屈と辛さを知る

一日中、大したこともせず、家の中にずっと居てみる。 家の外には出ず、人との接触も会話もほとんどない状況にしてみる。 そうすると、ひまで退屈でどれほどつらいか、どれほど時間の経つのが遅いか、一日がどれほど長く感じるか、そんなことを健常者は感じ…

町田市・精神科デイケア(居場所・語る場)のご紹介

東京都町田市にございます精神科デイケアを紹介させていただきます。 精神科デイケアとは、精神科に通院されている人や、心の具合が悪い人たちのための居場所、語る場所、リハビリ所です。 今年4月に開設したばかりの施設で、見晴らしのよい4階にございます…

いまの人たちはメンタルが弱い、という意見

「いまの人たちはメンタルが弱い」などと言われることがありますが、昔からずっと人間はたいして変わっていません。 いまの人たちに対して「メンタルが弱い」と感じるのは、自分が歳をとって図太く厚かましくなったから、そう感じるだけのことです。 ですか…

メンタル不調といって悪いもの扱いすることが問題

ちょっとしたことで「メンタル不調」という表現が使われるのをよく耳にします。 「メンタル不調」という表現をつかう人たちは、不調を良くないもの、悪いものと捉えているようです。 だからこそ、治すべきだと考えることになります。 しかし、精神が不調をき…

メンタルが強いことを良いとみなす価値観

相手に対して「メンタルが弱い」と言ってけなしてみたり、自分に「メンタルを強くする」と言い聞かせてみたりする。 いまだに日本人には精神論や根性論が根強く残っているように感じます。 精神論や根性論は時代と共に否定されてきましたが、精神や根性とい…

仕事で集中力が続かなかったり、思考がまとまらない時には

仕事で集中力が続かなかったり、思考がまとまらない時は、ご自身の考えや気持ちを「語る体験」をおすすめします。 考えや気持ちを口に出して他人(専門家)に語り、聴いてもらうことで、頭の中が整理され、焦りも減り、ゆとりが出てきます。

メンタルという言葉だけが流行っている

近年メンタルクリニックやメンタルカウンセリングがたくさん増えてきましたが、「メンタル」「メンタルヘルス」とは言いつつ、心や精神のことがよくわかっていない専門家が多くみられます。 よくわかっていないから、「休養がたくさん必要です」とか「気持ち…

不健康な依存の仕方から健康なそれに変えていく

依存する気持ち、依存したい気持ちというのは全くなくなるということはありません。自分自身では気づかなくても何かしらに依存しています。 ですから、何かに依存していることをやめたとしても別の何かにまた依存していきます。 そこで不健康な依存の仕方を…

こころが治っていくには「尊重される」ことが必要

こころが治っていくには、本人が尊重されることが必要であり、「私は大事にされている、認められている」といった気持ちを感じられることが必要です。

からだの不調の心理療法をおこなっています

からだの不調の心理療法をおこなっており、身体症状に影響している精神的問題も治しています。 また健康相談をおこなっており、ストレス症状などの相談ができます。 不安、心配になっていることを色々と尋ねることができますので、いつでもお電話ください。

病名にとらわれないことが大切

自分の状態に病名をつけてしまうと、どうしても“それ”にとらわれてしまいます。 たとえば、うつ病などといった気分障害の診断名がつけられると、「うつ病を治すためにはどうしたらいいか?」「うつ病から回復する方法は?」という観点だけから自分の身体を診…

会社におけるメンタルヘルスケアという動きについて

会社など組織の中で行なわれている「メンタルヘルスケア」という動きは、心の病になった患者の症状や精神状態を「正常に戻す」という意味合いがすごく強いです。 しかし実際には患者だけが病んでいるのではなく、また会社や職場だけに問題があるのではなく、…

人から「つらいね」「大変だね」と言ってもらえる体験が必要

子どもは母親から「痛かったね」とか「つらかったね」と言ってもらえることにより、自分が痛かったのだとか、自分がつらかったのだとわかってきます。 それと同じように、大人になっても、人から「つらいね」とか、「大変だね」と言ってもらえることにより、…

人の役に立っていると感じるときは嬉しい

自分が人の役に立っていると感じることほど嬉しいことはありません。 相手の要望を叶えてあげて感謝されることで、自分の存在意義を確認でき、「相手と関われた」という“人とのつながり”を感じられるからです。 だから、相手のために色々としたくなってしま…

特定の事をしようとすると気力が出なくなる「特定無気力症」

ある特定の事をしようとすると気力が出なくなり、身体の具合も悪くなるといった状態を「特定無気力症」と私は呼んでいます。

健康だから酒やゲームでストレスを発散できる

お酒を飲んだりゲームをしたりすることがストレスを発散する一つの方法だと言われたりしますが、それらはある程度健康だから、そう言えるのです。 深く悩んでいたり、心が病んでいる時には、お酒を飲んだりゲームをしても気を紛らわすことすらできません。 …

家庭や会社には外から第三者を入れる

家庭は、たとえてみれば卵の殻みたいなものでして、内側ではいろいろなことが起こっていますが、外側から見ても何も起こっていないように見えます。 だから外側から他人が何かを言ってもダメで、第三者が内側に入らないと変わらないところがあります。 第三…

リラックスすることが苦手

リラックスすることが苦手な人もいます。 リラックスをすると疲れも同時に出てくるので、リラックスするのが嫌で、何かをしていた方がいいと言う人も多い。 そういう人たちが、普通にリラックス状態を楽しめるようになるまでには、ある程度の期間が必要です。…

ストレスを気にしない、というメンタル(精神)論

「ストレスをこれ以上気にしない強いメンタルの作り方」などということが近年よく言われます。 ストレスを感じるのは心身からの訴えであったり警告であったりするですから、それを気にしなくなったら後に病気になってしまいます。

つらい環境の方へわざわざ行きとどまる傾向

つらい環境の中にいることが身についている人のなかには、わざわざ自身を困難な方向へもっていく傾向のある人がおられます。 もっと平穏で安心できて、気楽で快適な方向へ行けばいいんですが、それができずに、わざわざ苦しい方へ行きます。 これを「セルフ…

心が健康でいられることと人への無神経さ

心を病んだり精神を病むのは、心が弱いとか精神力が弱いのが要因ではありません。 病んだ人たちをそのような要因で見下している人がおられましたら、その人は自身のことを心や精神力が強いとみなしていることになります。 しかし、そういう人は心や精神力が…