納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

トラウマ・心的外傷

薬物療法とカウンセリングを合わせて受けると効果あり

精神科や心療内科や整形外科などに通っている患者さんは、そこでの薬物療法だけでなく、心理カウンセリングや心理療法などを受けにいらしてください。 医者の治療と心理カウンセラーあるいは心理療法家のカウンセリングが合わさることで、よりよい効果がでま…

虐待や心的外傷による発達障害のような状態

幼い頃から虐待を受けていたり、壮絶な出来事を体験したことによって心的外傷(トラウマ)を負ったりしますと、発達障害のような状態になることがみられます。

町田市・精神科デイケア(居場所・語る場)のご紹介

東京都町田市にございます精神科デイケアを紹介させていただきます。 精神科デイケアとは、精神科に通院されている人や、心の具合が悪い人たちのための居場所、語る場所、リハビリ所です。 今年4月に開設したばかりの施設で、見晴らしのよい4階にございます…

心に流れる内的時間

外的時間と内的時間というのがあります。 外的時間というのは、人類が使っている地球時間のことです。皆さんが持っている時計で見られる時間のことです。 内的時間というのは、心(精神)に流れる時間のことです。体内時間(体内時計)のことではありません…

「私は何も問題ない」と、つっぱって生きている

つらさや悲しみを伴わない「癒し」は存在しません。 自分が癒されるには、相当の体験を経なければ「癒し」は訪れない。 ですから、つらさや悲しみを味わいたくない人たちは、癒しなど求めずに、「私は何も問題ない」と言って、つっぱって生きています。 我の…

精神症状や心の病の治癒過程を説明します

精神症状や心の病がどのような心の内部の変容や人格変化を経て治っていくのか、治癒過程を説明します。 またその治癒過程で、周りにいる人たちの意識がどのように変わっていくのかも説明します。

心の傷で苦しんでいたら

心の傷を癒せずに苦しんでおられましたら、ご相談ください。

心理療法では将来をどう形づくっていくかを考えていく

心理療法(心理カウンセリング)というと昔は、過去の記憶を思い出させてトラウマを解消させるというのが主でした。 今はというと、過去は過去として置いておいて、「今、そして将来をどういうふうに考えていくか」という未来志向が主になっています。 だか…

幼い頃から苦しい体験をしてきた人の特有の言動パターン

人をむやみに決めつけたり、当てはめてはいけないですけれど、ただ、幼い頃からつらい目に遭ってきたり、苦しい体験をしてきた人には特有の言動パターンが見られます。

何度も同じことを話したくなったり、何回も聞きたくなる

何度も同じことを話したくなったり、何度も聞きたくなったりするのは、それだけ「そのこと」が気にかかっているからです。 つらい体験をしてきたのかもしれないし、ものすごいショックな出来事だったかもしれない。あるいは相手にわかってほしいことなのかも…

自由に語ることを守られた空間

何らかの事情があって、人に心を許せなくなってしまったり、人を信用できなくなってしまったというかたは、その気持ちを話しにいらしてください。 ここは自由に語ることを守られた空間ですので安心して語ってください。

好きな人にはケチをつけて、好きでもない人には優しい言葉をかけられる

人生でつらい目に遭ってきますと抱えている気持も複雑になっていますから、気持ちと行動がちぐはぐになってしまうことがあります。 たとえば、好きな人には全然甘えられなくて、すぐにケチをつけたり反抗したりしてしまうのに、好きでもない人には優しい言葉…

過去の記憶や感情が繰り返し湧き上がってくるのは心の働き

ひどい体験をしてきた場合に、その過去の記憶とそのとき体験した感情が繰り返し湧き上がってくることがあります。 この湧き上がってくること、つまり意識化されることは、つらかったことを和らげていこう、治していこうとする心の働きです。 過去の体験を忘…

お酒を浴びるように飲むのは自傷行為

お酒を浴びるように飲んだり、「ベロンベロンになるまで酒を飲んだ」などと友達に言いふらしたりする。 そういう行為をしてしまう場合、トラウマや心理的な問題を抱えていたりします。また、過去に非行に走ったり、グレかけたことのある人にもそういう人が多…

イライラする本当の理由に気づけていない

子どもは親から見捨てられるのではないか、という恐怖心を多かれ少なかれ持っています。見捨てられればどうしていいかわからないですから、しぶしぶ親の言う通りに従います。 親の言うことが納得できる範囲であればいいのですが、親の言うことがあまりにも理…

気づかないうちに周りの人を振り回してしまう

幼い頃から家族(たいていは親)に振り回されてきた人は、本人も気づかないうちに周りの人たちを振り回してしまうことがあります。 家族内で生じたトラウマを治そうと大人になってから自己治癒機能が動きだすためです。

心の傷が癒され、そして自分が変わっていくには

心の傷が癒され、本当の意味で変わっていくためには、自分が変わっていくのをじっと待ち続けてくれる人がいる、という感覚をもてることです。 もっと成長した方がいいと説教したり、考え方を変えた方がいいと言ってくれる人はたくさんいるけど、そうじゃなく…

心理学を学んで知識を手に入れるよりも愛情をもらう

過去につらい経験をしてきたり、トラウマなどを抱えていれば、そこから回復してよりよく生きようともがいてきているはずです。 そこでどうするかというと、たとえば心理学を学んで知識を手に入れようとすることがみられます。 というのも、色々と学べば何か…

過去の記憶のすべてを思い出さなくてもトラウマは治る

トラウマなどを治すための心理療法や心理カウンセリングをやっていく上で、患者が記憶の中にあるものを“すべて”を思い出す必要はありません。 そもそもやろうとしてもそれは不可能です。 患者が過去の重要な記憶を“すべて”思い出さなくても、いま感じている…

人を喜ばせたい気持ちの空回り

「人を喜ばせたい気持ちや行為」が空回りしてしまうことは、過去につらい経験をしてきた人によくみられます。 もちろん、人を喜ばせる行為に意味がないということではありません。 意味はあるのですが、本人がその意味を理解する前に、空回りしていることの…

親との問題を抱えている人の相談

親との問題を抱えてらっしゃる人は、どうぞご相談ください。

関心をもって話を聴いてもらうことが必要

「関心をもって話を聴いてもらうこと」や「愛情をもって接してもらうこと」を必要としている人が、世の中にはどれほどいるかわからないほどです。 家族の問題を抱えている人たちは、とくにそれが必要と感じられます。

人に後(おく)れをとりたくない

私たちは自覚しているかどうかに関わらず、「人に後(おく)れをとりたくない」と感じていたりします。 それで、人に後れをとらないために情報を先取りしようとしたり、うまいことやろうとすることもあります。 少しでも人から後れているんじゃないかと感じ…

自分を裏切らないテレビや趣味との関わり

親子関係で苦しんできたり、人間関係でひどい目に遭ってきた人にとって、なかなか人を信じることができなかったり、人と関わることが嫌で、できるかぎり避けようとすることがあります。 そういう人たちが相談に来られて、対人関係で悩んでいるといった話をさ…

子育てで大切なことは親御さんが自身を知ること

子育てで大切なのは、「子どもに何をしてあげられるか」ということだけじゃなくて、親御さん自身がどういうふうに生きてきたか、どういう感情を抱えて暮らしてきたか、といった自身を知ることです。

過去のつらい記憶が蘇ってくるのは

過去のつらい記憶が蘇ってきますと、現実につらくなりますから好ましくないことのように考えてしまいます。 しかし実際には、つらかったことを自身に思い出させることで、そのつらさを軽減し処理していこうとする回復のための作業をおこなっています。 記憶…

同じような状況でも症状が出る時と出ない時がある

人混みが平気な人もいれば、人混みを苦手と感じる人もいます。 人混みが苦手な人にとっては、人がたくさんいる所にいけば気分が悪くなったりします。 しかし同じ人混みでも、友達が一緒にいる状況であれば何とか過ごせたりします。 ですから同じような状況で…

つらい環境の方へわざわざ行きとどまる傾向

つらい環境の中にいることが身についている人のなかには、わざわざ自身を困難な方向へもっていく傾向のある人がおられます。 もっと平穏で安心できて、気楽で快適な方向へ行けばいいんですが、それができずに、わざわざ苦しい方へ行きます。 これを「セルフ…

子育て雑誌の影響力と問題

雑誌の影響力は強いと感じています。特に若いお母さん向けの「子育て雑誌」は大きな影響を与えているようです。 たとえば「子育てにはこれが一番良い」といった記事が載っている雑誌がよく売られていて、あたかもそれが正しい教育(育児)方法みたいに書かれ…

つらい記憶が人生の一部になっていく過程

つらい記憶というのは、人生の内になかなか組み込まれないものです。 自分の体験したことから外したいという思いがありますから、人生の一部として成っていかないのです。 しかし人間というのは何とかして自身を癒すために、その記憶を人生の内に組み込もう…