納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

うつ病

子が親や兄弟の世話をする大変さ(ヤングケアラー)

大人でも、子どもの世話をするのは大変なことです。 毎日が忙しく、自分の時間がもてない親もおられます。 その世話を「子ども」がするとしたら、大人がするより何倍も大変なことです。 子どもが何らかの事情で親の世話をしたり、兄弟や祖父母の世話をすると…

パワハラによる適応障害にカウンセリングを

職場の上司などから威圧的な言動(パワハラなど)を受けて、適応障害の状態になっていましたら、心理カウンセリングを受けにいらしてください。 適応障害は、うつ病と誤って診断されることが多いですので、精神状態や身体感覚が回復しないと感じておられまし…

精神科通院に加えて心理カウンセリングも受けてみては

精神科や心療内科に通っていて薬を服用しているけれども、心理カウンセリングについてはあまり受けていない、あるいは受けたことがない人もいると思います。 時間の問題や金銭の問題などいろいろな理由があると思います。 そういう人のために、電話ですぐに…

人生の転換期である30代後半から40代の無気力やうつ状態

30代後半から40代にかけて突然、無気力やうつ状態になることがあります。 その状態になる理由の一つには、自身の生き方に対して「これでいいのか?」という疑問から起こっていることがあります。 「今までこういう生き方をしてきたが、これで良かったのだろ…

相手が「死にたい」と言う場合の心境

相手が「死にたい」と言うのは、「死にたいくらい辛い」ということであったり、「自分をわかってもらえないので、ものすごくつらい」ということです。 それを言いたいけれどもうまく言葉にできないので、「死にたい」という表現になってしまったのです。 本…

自分のことを過剰に反省してしまう人が増える

自分のことを反省できない人が増えれば、それに伴って自分のことを過剰に反省してしまう人が増えます。

心の病では仕事をするのが難しく、人格に問題を抱えている場合は仕事ができる

心を病んだ場合、たいていは仕事ができなくなります。気分障害の場合はさまざまな気分が自分を覆ってしまいますし、統合失調症の場合は様々な不安や恐怖が襲ってきますので、とても仕事どころではなくなります。 神経症の場合はかろうじて仕事はできますが、…

うつ病という言葉と心の病をきちんと診る行為

心の病というとイコール「うつ病」という印象があまりにも強いように感じます。心の病というのは各個人で様々な状態がありまして、うつ病はその中の一つにすぎません。 世間では心が病むとすぐに「うつ病」という診断を下したり、「これが原因でうつ病のリス…

寒い時期には心身や精神の活動を低下させる

私たち人間は寒い時期には心身や精神の活動を低下させることによって、自分の身を守ろうとしたりします。 ただ現代は文明が発達していますから、建物の中も暖かいですし、衣服も体温を保温するものがありますし、食べ物も豊富にありますから、自分の心身や精…

うつ病そのものを治すのではなく、患者本人の状態を個別に考えて治していく

うつ病と診断されますと、うつ病を治すことに意識が集中します。 うつ病をどうやったら治せるのか、どこに行ったら健康に戻してくれるのか、いつになったら良くなるのかなど、色々と生じてくる“問い”に対して早く結論を出すことに囚(とら)われがちになりま…

人は死にたい気持ちももっている

「うつ病になったために死にたくなる」と言われますが、もともと人は生きたい気持ちと死にたい気持ちの両方をもっています。 ただ、ほとんどの人は楽しみを見つけながら毎日を過ごしていますから、自分がもっている「死にたい気持ち」に気づかないでおります…

特定の事をしようとすると気力が出なくなる「特定無気力症」

ある特定の事をしようとすると気力が出なくなり、身体の具合も悪くなるといった状態を「特定無気力症」と私は呼んでいます。

心理療法を受けて人間的な感情が戻ってくる

心理療法を受けますと、自身が本来もっていた人間的な感情がクライエントに戻ってきます。 クライエントが泣いたり、怒ったり、突っかかってきたり、そして笑ったりしはじめて、「ああ、感情が通ったな」と私は感じるのです。 それまでは「つらい」とか「苦…

うつ病の人の人間全体を診ていく必要性

うつ病について言いますと、しばしば、うつ病の原因が脳機能や脳内物質だけで片づけられてしまうことがあります。 原因をそうした局所的に考えると、うつ病というものがわからなくなってしまいます。 そうではなくて、うつ病および、うつ病になっている人を…