納得できる話をしましょう

脳神経から精神状態を理解する

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

実家から独立できない悩み

実家から出て独立したいのに、なぜだからわからないけれども独立することができないことがあります。 これには親との関係で片付いていない問題があるために、そうなっている場合があります。 そういうときは無理にことを動かさずに、仕方ないなとか、そんな…

私のわがままは許されるべきという思い

若い頃に大変な苦労や長期のつらい体験をしますと、「一番楽しい若い時期を楽しめずに失った」という恨みの気持ちが起こることがあります。 そうすると、「私は若い頃に好きなこともできなかったんだから、これくらいのわがままをいったって許されるべき」と…

治すことばかりに意気込んで患者の話を聞けていない

心理カウンセラーが自身の力を過信すると、「世の中の患者をみんな治してみせる」と意気込んだり、「このテクニックを用いれば必ず患者を変えられるのだ」と自惚(うぬぼ)れてしまいます。 そうすると心理カウンセラーの意気込みは、口に出して言わなくても…

私という人間を体感してもらう

心理療法や心理カウンセリングは、たとえば私、加藤直樹という人間を体感してもらうものです。 ○○療法と名のついたものは、そのための一つの手段です。 人間を体感すると人はものすごく変わってきます。

子どもをわがままにさせないためにはという質問

「子どもをわがままにさせないためには?」と質問されることがあります。 一番よい仕方は、親がわがままにならないことです。 「対抗動作」っていって、子どもがわがままにしているのを見ると、それを厳しくしつけようとして、言い換えればそれに対抗しよう…

おとなしい人の頑固さ

おとなしい人は意外に頑固な部分をもっています。 他人のことをとやかく言わない分、人の言うことをあまり聞き入れなかったり、自分の思い通りにやりたいことをするところがあります。

私ばかり頑張っていて腹が立ってくる

無理して頑張ることは時として結構なことですが、ただ他方で、自分が楽しむような生き方をしていないと、なにかにつけて相手と比較してしまいがちになります。 たとえば、私は頑張って働いているのに、あいつは大して働いてないと感じたり、私は尽くしている…

この状況でなぜこの性格が出ているのか

自分の性格を知る場合に、「どんな性格か」で知ることのできる性格は、浅い領域の性格です。 表面(表層)的でわかりやすい部分の性格です。 それよりも深い領域の性格は、「今、どうしてこういう性格になっているのか」、あるいは「今、どうしてこの性格が…

人間の性質には幅がある -敏感から鈍感まで-

人間の性質には幅があります。たとえば感覚でいえば、敏感な人もいれば鈍感な人もいます。 広い幅があって、その幅のなかで多くの人たちがいる部分を一般的とみなしているだけです。 ですから、自分のいる位置を中心として、あの人は敏感だとか、あの人は鈍…

ピーターパン・シンドロームとビジネスの標的にされた若者

一昔前は、大人社会に入れない若者という意味で、「ピーターパン・シンドローム」なんて言われたことがありましたが、今からみれば、家に帰ってきて何もせずにふんぞり返っている父親の方がよっぽど子どもだった、と認識されています。 以前は、大人が偉くて…

正常な判断ができるように「休む」「話す」

疲れていると正常な判断ができなくなり、本来の自分であればしないようなことをしてしまうことがあります。 ですから身体だけじゃなく頭もゆっくり休めてください。 そして、心にゆとりが出てくるようになるために、話をしにいらしてください。

生きる知恵は一見無駄で無価値にみえる

生きる知恵というのは、一見、無駄にみえることや無価値におもえることだったりします。 こんなことが一体なんの役に立つんだと感じられるコトやモノの中に、たくさんの意味が含まれていて、長年生きてきた人たちはそういうことを知っているのです。 そうい…

人との関係を切り続けて自分を助けてくれる人がいない

人との関係では相性がありますから、あの人は好き、あの人は嫌い、あの人は嫌いじゃないけど苦手、なんていうのがあると思います。 それは仕方ないです。 ただ、あまりにもあの人は嫌だ、この人も嫌いといって、人との関係をどんどん切り続けていますと、自…

マルチェッロ・ドルタ 『わんぱくナポリタン』

マルチェッロ・ドルタの『わんぱくナポリタン』は、ナポリに住む小学生が書いた作文をまとめた本です。 ナポリは以前からゴミ問題で話題になっていますが、そういう中で、子どもたちがたくましく生きている姿がうかがえます。 ______ 「母の日に」 母…

その時代の一番高い建物は何か

神話学者のジョーゼフ・キャンベルという人がおりまして、彼は過去に興味深いことを言っています。 「高い建物が何か」を見れば、その時代に力を持っている“もの”がわかると言うのです。 たとえば、ずっと昔、一番高い建物は寺院でした。町の真ん中にあり、…

出版ビジネスにおいて悪者になること

会社で上司が「自分が悪者になっていればいい」と言うことがあります 上司が悪者になっていれば、部下の結束が強まったり、一丸となって方向性がブレないからでしょう。 世の中にはその拡大版みたいなものがあります。 巷には、感情をあおるだけの中身のない…

ブランド依存が大勢いた過去の時代

今はあまり取り上げられることがほとんどなくなりましたが、昔は「ブランド依存」がものすごく流行りました。 高級品で身を飾ったり、高級店で食事をしたりすることが、自分のアイデンティティや地位と勘違いしている人がたくさんいました。 今の言葉でいえ…

自分を変えるのではなく、自分が受け入れられる体験をする

「自分を変える」場合には、自分を変えるセミナーを受講するのではなく、自分のことをわかってもらえる体験をすることが大事です。 悩みや問題が生じている場合に、「自分を変えなければいけない」と人から言われたり、自分でそう思ったりして、自分を変えて…

ペーター・ヘルトリング『おばあちゃん』

ペーター・ヘルトリングの著作に『おばあちゃん』という本があります。読んだことのある人も多いと思います。 その中におばあちゃんのこんな会話が出てきます。 「よその人たちは、けんかのつづきをするために、スペインに(旅行に)いくんだよ。そして、く…

企業の発信力に影響をうけて振り回されている

現代は企業がすごい力、言い換えれば広告・宣伝など強大な発信力をもっていますから、わたしたちはその影響をうけて振り回されています。 企業といっても個人の集まりなのですが、その集まりが、個人に対してどのようにしたら大きな影響を与えられるかを常に…