2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
相手のことを「自分を頼ってばかりいて自立できていない」と言いたくなる時もあるかもしれません。 しかしながら人間関係というのは複雑なもので、自分がそういう人に陰で支えてもらっていたりします。自分が気づかないだけで。
自分の気持ちを話すことは、心を回復させる力があります。 単に人と話すだけなのですが、それだけで自然と元気が湧いてきて、ついさっきまでの暗い気分はどこへ行ったんだろうと感じるほどです。 私たちが毎日を普通に暮らしていられるのは、誰かが自分の話…
子どもが泣きやまなかったり、ダダをこねたりしていると、親は子どもを怒鳴りたくなる気持ちになることがあります。 そういう気持ちを抑えようとすればするほど我慢できなくなり、「いい加減にして」と言いたくなります。 怒鳴りたくなる気持ちが出てくるの…
父親が家庭の中で悪態をついているような人だと、その子どもは、憎い父親に対して、「あんな父親はダメだ、私がお母さんを幸せにしてやるんだ」という思いが起こります。 そして夫婦である両親の間に分け入って、父親を排除するというやり方で母親を守ろうと…
夫婦の平等な関係、言い換えれば男女のパートナーシップをなかなか構築できないという人は相談ください。
「子どものすることにいちいち口を出すのはやめよう」と思っていても、それができずに細かいことを指摘してしまい、「ああ、また言ってしまった」と後悔しているお母さんも少なくない。 子どものことを広い心でゆったり見ていられずに、私が言わなければこの…
どう生きていけばいいのか分からなくなっている時にはご相談ください。
梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』のなかで、おばあちゃんのこんな会話が出てきます。 「ただ、体力をつけたり、他の能力をつけたりするのと違って、意志の力をつけることの難しいのは、それに挑戦するのが意志の力の弱い人の場合が多いので、挫折しやすい…
疲れがたまってくるとイライラしはじめますから、いったん少し休んで、お気持ちを語りにいらしてください。
一人でいることが好きな人は、それがその人の性格なのですから、それでいいのです。 それを社交性がないとか協調性がないとか言うのはおかしいことです。 もちろん、本人がそういう性格が嫌で変えようとしている場合は別ですが、そうでなければ直すようなも…
不満や文句を言う、そうやってストレスを解消している人もおられるでしょう。 そしてそれによって、心の病にならずに済んでいると考えている人もおられます。 ただストレスの解消方法として、言い換えれば心身負担の回避方法として、不満や文句を言うことが…
子どもが暴力や破壊的な行為をした時は、親は、そういうことは「許さない」ということを示す必要があります。 子どもの話をじっくり聞いた上で、「それはいけないことなんだ」ということを断固として示さなければならない。 それは叱るとか怒るとか、そうい…
幼い頃や若い頃は「こだわり」が強く生じます。 「こうでないとダメ」とか、「こうしないと気が済まない」といったように、所有物や自分の行動にとてもこだわります。 そういう時期を過ぎると、だんだんこだわりもなくなっていき、「なんでもいい」「どうで…
親のことで困っていたり、つらくなっていたら、お気持ちを語りにいらしてください。お電話でも結構です。
「恋はかけひき」なんて、今はあまり言われなくなりましたけど、あれは一種の愛情の「試し」のようなものです。 子どもの親にする愛情確認の名残が、異性に恋する年齢になって形を変えて生じている。
男の人で女性の心理を文章にしている人も多くいます。 そういう男の人の奥さんは、自分の夫に対して「あの人は女の気持ちがこれっぽっちもわかっていないのよ」と感じていたりします。
結婚したての人は、結婚してない人に向かって「結婚は勢い」などと元気いっぱいに言うことがあります。 ところが数年後に会ってみると元気がなくなっていたりする。 結婚観が変わってきている現代においても、まだ、結婚をして大仕事が終わったように感じて…
「子どもが嘘をついて困る」という親御さんがおられます。 その親御さんのお話をお聴きしますと、どうも両親の仲が悪いとか、親が子どもを厳しく叱りつけるといった養育態度であることがわかったりします。 そういう家庭事情だから、つまり親が怖いから、子…
自分が思い出せる記憶には感情が伴っています。 たとえば学校生活とか、アルバイト先の出来事とか思い返してみると、「楽しかったな」とか「あれはつらかった」なんて感情が蘇ってくるでしょう。 記憶だけが単体で存在していることはほとんどなくて、ほとん…
子育てをしていますと、いろいろと気づいたり、わかってきたりすることがあると思います。 それらを私に話しにいらしてください。 話している間にまたいろいろと気づいたり、わかってきたりすることがあると思います。
食事は規則正しく食べるのが、生活や身体のリズムにとって良いと言われています。 ただ、気分の状態によって食べたくなかったり、あるいは食べられなかったりしますから、食べたくなったら食べればいい、そういう場合があってもいい。
M・ナイト・シャマラン監督、メル・ギブゾン主演の映画で『SIGNS(サイン)』というのがあります。 宇宙人の侵略を扱ったミステリーで興味深い作品です。 このなかで主人公の幼い娘がコップの水を飲んで、「It's contaminated.」と言う場面がある。 「このお…
ちゃんとした心理カウンセラーや占い師は、相談をしに来た人に対して不安をあおることは言いませんし、責めることもしません。 まずは、相談をしに来た人に安心感が生まれるようにする、それが訓練を積んできた専門家というものです。
「みんなからよく相談される」と公言する人は、もっと自分のことに気にしたほうがいいです。 というのは、相談してくる相手は「この人だったら私の気持ちを分かってくれるはず」と考えて相談しに来ているはずです。 つまり何か自分と同じものをもっていると…
ご自身の考えを再考したいという時にはご依頼ください。
いまの自分の心身状態が良くないと感じていたり、自分が関わっている状況が良くないと感じているならば、環境を変えるのも一つの手段です。 しかし、最も難しいのは「今いる環境から抜け出す」ことです。 この環境から出たら、自分は行き場所や居場所がなく…
異性や性的なことに対して敏感なお母さんは、自分の娘が性的に成熟していくことが嫌だったりすることがあります。 そのため余計な干渉をしたり、あるいは無関心でいたりする。 親自身が自分の親からされたように。 そうすると、娘は母親に対して「私のことを…
自立と依存は反対のものではないです。 自立とは成熟した依存であり、誰にも依存しないことは自立ではなくて、孤立です。
赤ちゃんは可愛い。だから、みんなから愛される。 そしてだんだん歳をとるにつれてその可愛さは消えていき、しっかりとした顔つきに変わっていきます。 しかし、歳をとっても老けず、若くて可愛い顔のままの女の人がおられます。 そういう人たちのなかには、…
子どもは、両親の不和を目の当たりにして暮らしていると、心の中に不安がどんどん溜まっていき、「私はどうしたらいいの?」とか、「私はここから消えてしまいたい」と感じるようになります。 それがふとした拍子に心の外に出てしまうと、「まだ死にたくない…