加藤直樹のヴェール心理カウンセリング/人間の理解

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子育ての失敗から自分が心理カウンセラーになる人のある問題

自分の子どもの育て方で失敗を経験してきた母親が、心理学などを学んで、ご自身が心理カウンセラーになることが時々見られます。

それで今度は、その心理学の知識をもって、いま子育てをしている母親たちに「子どもの育て方はこうするのが良い」とか、「子どもにはこんな言葉をかけるのが良い」などと教えるようになっていたりすることも時々見られます。

こうした行動は、自分の子どもを自分の思いどおりになるようにコントロールしようとして失敗したので、今度は母親たちに対して、自分の考え通りになるようにコントロールしようとなっている状態です。

言い換えれば、子どものしていることを尊重してこなかったがゆえに問題が生じたのに、今度は母親たちがしていることを尊重できていない、といった同じ問題を繰り返しています。

つまり、ご自身が抱えている問題から抜け切れていないのです。

自己啓発レベルで心理学を学んで、「目からうろこ」だとか「自分に気づいた」などとやっていると、こういうことになりやすい。

もちろん世間には、そうしたレベルの育児論を欲している母親たちもいますから、ダメということではありませんが、心理カウンセラー自身はそのことについて理解をしていなければなりません。