若い時期に「人生とは何か」ということに苦悩するのが昔の時代でした。
現代は若い頃には苦悩しないで過ごし、ずいぶん歳をとってから「人生とは」と悩む人が増えたようにおもいます。
頭が固くなった年齢で人生に悩むのですから、とても厄介な状態になります。
若いときであれば頭も柔らかいですから、悩みごとに対する姿勢も柔軟です。
ですが歳をとってきますと、世の中のことをよく知っていて情報も豊富にもっていますが、その一方で自分の経験が幅を利かせていて、自分の意見や判断が正しいという意識から抜け出せず、周りの人の言うことを聞き入れることが難しい。
それで理屈ばかりこねますから、本人だけじゃなく周りにいる人たちも困ってしまうのです。