研修やセミナーなどで、「コミュニケーション講習」といったものがよくあります。
そうしたものはコミュニケーション能力を向上させるのが目的であり、「こういうことを話したらいい」とか、「こういう話し方や聞き方をしたらいい」、あるいは「こんな態度を自分がしていることに気づくべき」といったようなことを学ぶことが多いです。
しかし、習ったところでそんな簡単に身につくものではありません。
学ぶことは簡単でも、それを自分のものにするのはとても難しい。
すでに身についているコミュニケーションの仕方は、長年かけてつくられてきたものですから、その実際のコミュニケーションの仕方を変えようとしたら、変わるまでには相当な期間の訓練が必要です。