納得できる話をしましょう

脳神経から精神状態を理解する

相談相手からしつこく付きまとわれて腹が立つ結末

悩んでいる人を助けてあげたい、助言をしてあげたいと考える人は多くみられます。

ただ、相談を受ける知識や技量がないのに、その人の悩みを聞くなどして相手の世界にむやみに介入すると、相手の悩みの深さ、言い換えれば、つらさや苦しみや葛藤の粘着に巻き込まれていくことになります。

相手の優柔不断な態度や実行しようとしない姿勢、つねにネガティブにとらえる思考、何度助言しても理解できない、あるいは覚えていない認知能力の程度に接するうちに、イライラすることや煩(わずら)わしく感じることが増え、だんだん自分の時間を邪魔されて付き合いきれなくなり、途中で投げ出してしまうといった、相手にとっては可哀相な状況になることがあります。

あるいは、相談を受けたまではよかったけれども、それ以降、相手から頼られて、しつこく付きまとわれて、いい加減にしてほしいと言っているのにそれが相手には通じないから、腹が立ってきて怒ってしまう、となることがあります。