私たちは「反抗期」というものを知っています。
子どもが成長していく段階で親に歯向かったり、言うことを聞かなかったりするものです。
私たちはその反抗期を知っているから、子どもの悪態や暴言、無視などを温かく見守っていけるのでして、もし反抗期を知らなかったら、子どもと本気で喧嘩したり、「うちの子どもはおかしくなってしまったのではないか?」と考えてしまうかもしれません。
このように反抗期はとっくに有名になっていますから、誰でもそれに対応できますが、ほかの行為や行動であれば理解できずに対応できないかもしれません。
しかもそれが大人の人がすることであれば、「あの人はどうなってしまったの? まったく理解できないし、まともに話もできない。」となるかもしれません。
そんな場合でも、人間をもっと深く理解していければ、実は人間の発達として自然なことであって、何のためにそういう行為をしているのかがわかってくることがあります。