どの世界、どの職業でもその道を極めてくると、人に助言や教えはしなくなるものです。
その道に入りたての時は色々なことを学び、それを知った喜びで、みんなにもこれを教えてあげたいという気持ちになります。
そして、「こうしたらいいんだよ」と言いたくなる。
自分がそれで変わったものだから相手もそれで変われる、もしくは変わって成長してほしいという気持ちになるからです。
しかしながら、それで相手が変わることはほとんどありません。
道を極めた人というのは、相手の言うことにうなずいているだけで、余計なことは言いません。
否定も肯定もしません。
見守っているのです。
そうすると、相手は自然に自分自身を変えようとしだします。
なぜなら自分は受け入れられたと感じて、自身を見つめることをしだすからです。