自己治癒力
医療・治療によって身体の機能(働き)を回復させるのと同様に、心理療法・心理カウンセリングによって心の機能(働き)を回復させることができたりします。 たとえば神経症は自己免疫疾患のように、心の自己防衛機能が過剰に働いた結果として症状化したもの…
心を病んでいる人が来られた場合、心理療法では、その人の○○病というものを治すのではなく、その人の状態・全体を診て治していきます。 その人が現在どういう精神状態であるのか、どのような心理でいるのか、何が必要であるのかをその都度判断しながら何をす…
どんな症状でも、それが身体に出ているということは、それを出すだけの力を自分がもっているということです。 その力こそが自己治癒をおこなう力でもあります。
クライエントの治したいという気持ちや自分を変えたいという気持ちを、カウンセラーや医者がしっかりと受けとる。 ただ単に「あなたのお気持ちはわかりました」というのではなく、他人から理解されない苦しみだとか、そういう言葉にしづらい気持ちも含めてし…
症状は何らかの目的があって出ていることが多いものです。ほとんどの場合は本人に自分の現状を知らせるために出ています。 どのような現状を知らせるかといったら、「何かに対して無理をしすぎている」ということです。そして「自分自身を守りなさい」という…
身体を酷使すれば身体が消耗したことを感じます。それでも十分に寝たり、たくさん休養をとれば体力が回復します。しかし、身体を酷使し続ければ身体はダメになってしまいます。 同じように、人に対して気を過剰につかえば気が消耗したことを感じます。それで…
幼い頃から家族(たいていは親)に振り回されてきた人は、本人も気づかないうちに周りの人たちを振り回してしまうことがあります。 家族内で生じたトラウマを治そうと大人になってから自己治癒機能が動きだすためです。
心の傷が癒され、本当の意味で変わっていくためには、自分が変わっていくのをじっと待ち続けてくれる人がいる、という感覚をもてることです。 もっと成長した方がいいと説教したり、考え方を変えた方がいいと言ってくれる人はたくさんいるけど、そうじゃなく…
無理をした状態、あるいは過度な緊張状態がずっと続くと、症状が生じやすくなります。 ところが本人は無理した状態をやめようとしないことが多くみられます。 というのも、人にはそれぞれ事情がありますから、そんな簡単にはやめられないのです。 お金の事情…