自己愛・自分を愛する
他者に助けを求める行動、たとえば病院に行ったりカウンセリングを受けたり、あるいは警察署や法律事務所に行ったりする行動ですが、これらはみずからを助けようとする意思があるからこそ起こる行動です。 自尊心が低かったり、みずからをないがしろにする精…
動物愛護活動をおこなっている人たちの中には、自身の中に激しい攻撃性をもっている人たちもおられます。 そういう人たちは、動物を護(まも)ることにとどまらず、その攻撃性を外に向けて発し、人を威圧したり、人を委縮させたりする行動がみられます。
自分のしたいことをしているのであれば、自分が自分を好きだということです。言い換えれば、自己愛が健全である。 ただ、あまりにも自分の好きなことばかりしていて、周りの人や他人に関心や愛情が向かない人もおられます。 反対に、自分が好きじゃないので…
「自分を愛せない人が、どうして他人を愛せるのか。だからまず自分を愛すべきだ」という発言が時々でてきます。 そういうことを簡単に言いますけれども、世の中には自分を愛せなくて悩んでいたり、苦しんでいる人がたくさんおられます。 自分を愛せないがゆ…
自己愛が肥大化しますと、公平に扱われているにもかかわらず、それを不公平に感じたりします。 誰かに何かしてもらっていることが当たり前だと思ったり、人から関心をもたれたり、褒めてもらっていないと不機嫌になったりする。 つまり、自分が特別扱いされ…
人のために何かをしてあげることについて、心の底から相手のことを想ってやってあげる場合もあれば、自分がすごいと思われたいために人に尽くす場合もあります。
人の気持ちをどこまで深く汲(く)めるかは、その人のもっている能力に依ります。ものすごく汲める人もいれば、ほとんど汲めない人もいます。 これは学問を学んで知識を増やしていくのと違い、何かを学んで吸収すれば能力が上がるような単純なものではありま…
心を病んだ場合、たいていは仕事ができなくなります。気分障害の場合はさまざまな気分が自分を覆ってしまいますし、統合失調症の場合は様々な不安や恐怖が襲ってきますので、とても仕事どころではなくなります。 神経症の場合はかろうじて仕事はできますが、…
人からバカと思われても結構と考えている場合は気楽に生きられますが、人からバカと思われたくないと考えている場合は、いろいろと体裁を整えたり人にいろいろと気をつかうことが出てくるので疲れるのです。
発達障害ゆえに相手の気持ちを読めなくて人間関係を悪くさせてしまう、ということは世間でよく言われています。 発達障害である本人も自分の人間関係の悪さは発達障害によるものだということを理解していたりします。 ところが、発達障害であると言われてい…
どんなに頑張っても全然うまくいかない、報われないといったことがあります。 そういう場合、確かに努力や我慢はしているんだけれども、頑張る方向がズレていて、的が外れていたりします。 たとえば「自分のことをわかってもらいたい」という気持ちが優先し…
プライド(自尊心)とは、本人が自分自身のことを尊敬できる気持ちであり、自分で自分を大切に思える感情のことです。 プライドが低くなると自分のことを価値がない人だと考えたり、自分がいることで相手に迷惑をかけていると考えたりしてしまいます。 逆に…
「頑張る私は認めてもらえるけど、頑張らない私は認めてもらえない」、これでは人間は生きていかれないのでして、両方の私を受け入れてもらえるからこそ生きていかれます。
恋人に好かれたい、あるいは恋人本人の評価を高めたいと考えて、恋人に対して本来の自分ではしないような無理をしていますと、次第に怒りが積もっていき、イライラすることが多くなったりします。 無理をしてしまう気持ちはわかりますが、あまり無理をしない…
人は自分のことをわかってもらうために 、自覚のない努力をどれほどしているかわからない程です。 周りの人から見て痛々しいほどの無理をしている人もおられます。 でもその一方で、そんな簡単に自分をわかってもらいたくないとも感じています。