精神的緊張・神経症性緊張
人と会ったり話をしたりすれば、誰でも多かれ少なかれ人に合せようとします。 人によってはかなりの精神的負担になります。 人に気をつかい過ぎてしまう人は自分の意志に関係なく、どうしても人に調子を合わせようと無理をしてしまうので、精神的な具合が悪…
私たちは自分のやったことに対して、人から「そう、それでいいんだよ」と言われることによって、徐々に精神的な安定さがつくられてきます。 そういう安定さがあるからこそ、人の目を気にして緊張しなくても、自分の行動に自信をもてるようになります。
神経が鋭敏になっている場合は、身体を休ませていても気が休まっていませんから、疲れが取れずに身体の調子が悪くなったり症状が出てきたりします。 たとえば、仕事や職場のことが常に気にかかっているとか、お付き合いをしている人のことで常にビクビクして…
相手から否定的なことを言われ続ければ、自分が自分に対しても否定的になってきます。「そんなことを言われるほどの価値のない存在なのだ」という思いを自分自身のなかに深く刻み込んでしまいます。 そうなってしまうと、お酒を大量に飲むという行為によって…
人からバカと思われても結構と考えている場合は気楽に生きられますが、人からバカと思われたくないと考えている場合は、いろいろと体裁を整えたり人にいろいろと気をつかうことが出てくるので疲れるのです。
何らかの事情で相手の言っていることを何度も聞き取れなかったり理解できなかったとき、人によっては何度も相手に聞き返すのは失礼だと感じますから、笑顔でごまかして聞き取れたようなふりをします。 でも実際には相手が何を言ったのか分かっていない。 そ…
本人も気づかない間に気をつかいすぎている人がおられます。 相手に対して緊張するために過剰に気をつかっていて、しかもそれが長く続いているために疲弊状態になっていたりします。 そしてその疲弊状態によって心身の具合が崩れている人もおられます。
職場などで先輩や上司が忙しそうにしていると一瞬ためらってしまい、用件を言い出せないなんてことがあります。 「仕事の邪魔になってしまわないか」とか、「いま話しかけたら迷惑になるのではないか」などと気をつかってしまい言い出せなかったりします。 …
私たちは自分自身の内側から出てきた感情が、あたかも外側(人や環境)から来たように感じたりします。 たとえば「人から何か批判されるんじゃないか?」と考えていたりすると、周りにいる人が自分を監視しているように感じたりします。 自分のなかで“何か言…
周りの人の意見に流されてしまう場合、「自分がない」と感じられます。 もちろん、実際に自分がないのではなくて、自分はあるのだけれども、何らかの事情により自己表現できなくなっているということです。
何らかの事情で相手の気持ちをすぐに察知しなければならないとしたら、感受性を鋭くせざるを得ません。 感受性を鋭くすれば、相手が何かをする前に相手の気持ちを読み取ることができ、事前の対処ができるようになります。 ただ、感受性を鋭くするとそれに伴…
気疲れすると同時に肩も凝(こ)ります。 気疲れするということはある特定のことに気を集中して使う、それ言い換えれば、偏(かたよ)った気の使いかたをしていることになります。 そのため身体も特定の部分にだけ疲れが偏って出てきます。
恥をかくことに対して極度の恐怖がある場合、恥ずかしいことにならないようにと常に気を張っています。 それゆえ気が休まらず、対人関係も緊張したものになりがちです。 そして緊張ゆえに身体にもチックやどもり、肩こりや腰痛が生じやすく、また人によって…
不安や恐怖などで安心感が失われたり緊張が続いたりすると、身体に痛みが生じることがあります。 身体のどこに痛みが生じるかは人それぞれで、腰に出る人は「腰痛」になったり、歯に出る人は「親知らずが痛み出し」たりします。 その場合、その部位が病気か…
自分の中にある怒りをコントロールできずに、「相手を不機嫌にさせたらどうしよう」とか、「怒らせたら嫌われるんじゃないか」と不安になっている人もいます。 まるで自分の中に地雷原があるようなものでして、“怒りが暴発してしまったらどうしよう?”という…
罪悪感や罪業感がとても強く生じる場合は、自分が悪いこともしていないにもかかわらず、自分が何かまずいことをしたのではないかと不安になってしまいますから、とりこし苦労や緊張が多くなり、疲れもたまりがちになります。
ほとんどの人は、誰かと一緒にいないと孤独感におそわれるので、誰かと一緒に居たくなります。 人と一緒にいたいけれども、一緒にいると相手にとても気をつかってしまうとか、相手の機嫌をうかがってしまう人は、過剰に緊張した状態になりがちです。 神経が…