ヴェール心理カウンセリング【精神療法・人生指針】/加藤直樹

神奈川県大磯町にある相談所です。人間を理解するための専門所であり、悩み・精神状態の相談所です。わかってもらえない苦しみを減らしていき、人間を学び、思慮を深め、どう生きるかを考えながら人間的成長をしていく所です。深層心理学・臨床心理学・発達心理学・精神分析・文化人類学などの専門。家族や夫婦の相談、子どもの心の相談。精神症状や心の病などの相談。TEL 0463-62-0325 加藤直樹

社会・世間

その時代の一番高い建物は何か

神話学者のジョーゼフ・キャンベルという人がおりまして、彼は過去に興味深いことを言っています。 「高い建物が何か」を見れば、その時代に力を持っている“もの”がわかると言うのです。 たとえば、ずっと昔、一番高い建物は寺院でした。町の真ん中にあり、…

悪いことをする人はいつの時代にもいる

悪いことをする人たちが世の中からいなくなることはありません。 大昔からいつの時代にもいます。 人をだましたり、まどわしたり、不安にさせたり、人の弱みにつけこんでお金を儲けようとしたりする、そういう人たちは必ず出現します。 外から非難したところ…

テレビで流れている暗いニュースを見ないようにする

「テレビをつけても暗いニュースばかり」と昔からよく言われます。 それはニュースを流す側の人たちに問題があるのはもちろんですが、ニュースを見る側の人たちにも問題があります。 見る側の人たちが強烈な衝撃性のある事件や非日常的な出来事といったもの…

何でも自分の力でこなしたい過活動の女の人

1970年代頃にアメリカではスーパーウーマン・シンドロームが流行しました。 女性が自立と地位を求める運動の中で、仕事も家事も遊びも完璧にこなしたい女の人が増え、自身を追い込む圧力で疲労消耗していた時代がありました。 日本も過去にそのような時期が…

管理された社会のなかで感じる生きづらさ

近年、加速度的に社会が複雑になってきています。 もともと人間の営みは単純なものだったはずです。食べ物をどこからか探してきたり、作物を育てたりして、それを食べて、子孫をつくって残して自身は死んでいく。 極端に言えばそれだけだったはずです。 しか…

気の合う人と「群れる」行動

私たち日本人は、仲間と「群れる」傾向をもっています。 気の合う人と群れて行動したり、いつも一緒に仲良くしていたりします。 たいていは自分と同じ境遇の人と群れることが多い。 そういう傾向をもった日本人ですから、一人で行動するといった普通のことに…

悲惨なニュースに影響されて悲観してしまう

マスメディアが悲惨な事件ばかりをニュースで流すせいで、世の中はひどくて残酷なことばかりだと悲観してしまう状態をミーン・ワールド・シンドローム(Mean World Syndrome)などと呼んだりします。 実際、身近で事件が起こることは殆ど無く、地元で暮らし…

社会や人間関係の複雑さがわかってくる

世の中を知れば知るほど、社会の複雑さや人間関係の複雑さがわかってきます。 物事を簡単に割り切ることなどできないし、良い悪いというのは表裏一体だということが実感されてきます。

完璧なものしか受け入れない風潮

世の中が文明化され高度化されて、洗練されてきたのは良いのですが、その反面、完璧なものしか受け入れない風潮、不完全なものを認めず完全を求める風潮が強くなっている気がします。 それでのびのびした感覚を感じられず、なにかギシギシした感覚を感じるの…

自分のことを過剰に反省してしまう人が増える

自分のことを反省できない人が増えれば、それに伴って自分のことを過剰に反省してしまう人が増えます。

自分が属している世界を世の中とみなしている

人は、ある世界にいったん身を置きますと、その世界が世の中であり、みんなが生きている世界だとみなすようになります。 それはたとえば今いる会社もそうですし、なんらかの業界、あるいはインターネットの中にある集団に属していれば、それが自分にとっての…

結婚した人からのアドバイスは以前から他人が言ってたこと

結婚はハッピーなものだという幻想を抱いていた人が、結婚して何年か経って相方と大喧嘩したりすると、結婚していない人に対してアドバイスをしたります。 たとえば「結婚はよく考えてからしたほうがいい」とか、「結婚なんてそんな楽しいものじゃない」など…

現在の社会の価値観のなかで生きている

私たちは現在の社会の価値観のなかで生きています。その価値観が自分に合っている部分は何も気になりませんが、その価値観が合わない部分では疑問や不満や生きづらさを感じることになります。 私が生きてきたこの数十年間だけでも随分と価値観が変わりました…

厄年と呼んでいる時期

人生の節目(ふしめ)節目でたいてい大きな悩みや困難が生じます。これを世の中の人は厄年と呼んでおります。 そして、「厄年なので」不幸なことが起こったとか、「厄年だから」嫌な目に遭ったという言い方をします。 人生の節目には、自分が生きる世界(範…

人はある人の何らかの役割になって生きている

私たちは普段生きているなかで何らかの役割を担っています。しかし、それは簡単に意識できるものではありません。 ある他人にとって自分が何らかの役割になってもいますし、ある集団にとって何らかの役割を自分が果たしてもいます。 そうした役割をおこなっ…

頑張ることが生きる価値だと考えている

頑張って、さらに頑張って、「この大変さや苦しさを乗り越えていくことが大事なんだ」と考えていて、さらに「頑張ることが自分のすべきことなんだ」と考えていて、頑張ることをやめない。 生きる価値は頑張ることにあると考えていると、このようになりがちで…

人の心身状態を分類して病名をつけすぎる

「これらの項目が当てはまる場合は病気の可能性があります、または病気になりやすい」というようなこと必要以上に啓蒙すれば、人を不安にさせることになります。 また、治療者が「○○病です」と過剰に診断すれば、病気ではない人を病人にしてしまうことになり…

世の中で役に立つことをしようという思い

世の中で役の立つことをしようと考えてしていることが、実際には世の中に迷惑をかけていることもありますし、逆に世の中で役に立っていないと考えられていることが、実際には世の中を助けていることもあります。

世間の「ポジティブになろう」という発言の中身

多くの人が言う「ポジティブになろう」という発言の中身は、明るく楽しく前向きに生きることが良いことだ、という“だけ”のものです。 そういう薄っぺらいポジティブは、その陰に隠れている問題を考えずに過ごそうとしたり、嫌な面を見ずに済ませようとするも…

快適に過ごせることの陰には無理をしている人がいる

ある人が快適に過ごせるということは、その陰で、無理をしている人や我慢している人がいるということです。

どれだけ儲けたか、何を成し遂げたかという見方

今の世の中は、どれだけ儲けたかとか何を成し遂げたかとか、そういう見方がものすごく強いでしょう。 べつに何も成し遂げなくたっていいのですが、「儲けた人はすごい」といったような風潮があります。 そういうことが楽しいときはいいのですが、そういうこ…

会社におけるメンタルヘルスケアという動きについて

会社など組織の中で行なわれている「メンタルヘルスケア」という動きは、心の病になった患者の症状や精神状態を「正常に戻す」という意味合いがすごく強いです。 しかし実際には患者だけが病んでいるのではなく、また会社や職場だけに問題があるのではなく、…

ダイエットは食事や運動の問題が解決すればいいと思い込みやすい

ダイエットという言葉が口癖のように氾濫する時代となっています。ダイエットでは「食事を摂る(あるいは摂らない)」こと、または「運動をする」ことが特に叫ばれるために、「行為」や「態度」が問題の中心だと思い込みしやすくなります。そしてそれが解決…

「不満」が誰に向うか、どこに向うか

不満というものは移行したり、入れ替わったりします。 たとえば自分が世の中でうまくやれない不満というのは、不満のやり場がないので親への不満になったりします。逆に、家庭での不満は社会や文化への不満に移ったりします。 また親に盾突(たてつ)けない…