納得できる話をしましょう

ヒトを理解する

対人過敏性

危機意識の高い人たちが生き延びる

ひろく長い目で見れば、危機意識の高い人たちが生き残り、生き延びるようになっています。

感受性の方向性を知る

自身の感受性が強い、鋭いというのをわかっている人でも、その方向性については実はあまりわかっていなかったりします。 どういうことかといいますと、ある事柄に関しては、すごく敏感に反応するけれども、別のある事柄に関しては、あまり気にならなかったり…

光や音や匂いや人に敏感な人たちが教えてくれること

光に敏感な人、音に敏感な人、匂いに敏感な人、人に敏感な人など、こういった人たちが過敏性質(ハイリー・センシティブ)、あるいは過敏症などと言われ、繊細で特殊な人みたいな扱い、あるいは病人扱いをされています。 しかし実は、光や音や匂いや人に鈍感…

相手の発言を言葉通りに受け取ることも大事

人に対して過敏状態になっている場合、相手が言ったことを深読みしたり、いろいろと勘ぐってしまうせいで、相手との関係がうまくいかなくなります。 相手の言った言葉の裏にあるものを読み取ることも大事ですが、相手の発言をそのまま言葉通りに受け取ること…

人間の性質には幅がある -敏感から鈍感まで-

人間の性質には幅があります。たとえば感覚でいえば、敏感な人もいれば鈍感な人もいます。 広い幅があって、その幅のなかで多くの人たちがいる部分を一般的とみなしているだけです。 ですから、自分のいる位置を中心として、あの人は敏感だとか、あの人は鈍…

人の気持ちを汲(く)む能力

人の気持ちをどこまで深く汲(く)めるかは、その人のもっている能力に依ります。ものすごく汲める人もいれば、ほとんど汲めない人もいます。 これは学問を学んで知識を増やしていくのと違い、何かを学んで吸収すれば能力が上がるような単純なものではありま…

統合失調症などにおける幻聴(幻声)は外の世界から聞こえたように感じる

幻聴(幻声)は本人の中で起こっているものなのですが、それが外で起こっていると感じます。それゆえ外の世界から聞こえてきたものになります。 だから幻の言葉は現実であり本当に誰かが言ったのだと感じてしまうのです。 そこで非常に妄想が膨らんでしまい…

神経や気を使い続け、我慢をし続けて生じた喘息(ぜんそく)

神経や気を非常につかう状態、言いたいことも言えないような我慢を強いられる状態が長く続くと、人によっては喘息(ぜんそく)が生じる場合があります。とくに女性にみられます。

相手の心を読めてしまうほどの感受性の鋭さ

感受性がものすごく鋭く、相手の心を読めてしまうほどの人もおられます。 相手の態度や言動をよく観察していて、自分に対して「何をしてくれるのか」、「何をしてくれないのか」、そして「私が考えていることにいつ気づいてくれるのか」という点にものすごく…

気をつかいすぎることによる疲弊状態

本人も気づかない間に気をつかいすぎている人がおられます。 相手に対して緊張するために過剰に気をつかっていて、しかもそれが長く続いているために疲弊状態になっていたりします。 そしてその疲弊状態によって心身の具合が崩れている人もおられます。

恋愛がうまくいきそうになると異性と距離をとってしまう

恋愛もしたいし、好きな人もほしいけれども、恋愛がうまくいきそうになるとその状況を避けてしまう。 相手の何が嫌とか、相性が合わないとかでもないのに、相手との距離感が近くなると、その人との距離を取ってしまい、どうして自分はこうなんだろうと悩んで…

対人緊張による気疲れ

私たちは自分自身の内側から出てきた感情が、あたかも外側(人や環境)から来たように感じたりします。 たとえば「人から何か批判されるんじゃないか?」と考えていたりすると、周りにいる人が自分を監視しているように感じたりします。 自分のなかで“何か言…

感受性が強くて相手のことがとてもみえてしまう

感受性の強い人たちは相手のことや世間のことがとてもみえてしまいます。 それゆえ相手の状況や世間の状況を感じすぎてしんどくなったり、また相手のかかえている問題がみえるので、その人をどうにかしてあげたくなり自分が悩んでしまったりします。 そして…

感受性を鋭くしたことから意識過敏になり、精神疲労が生じる

何らかの事情で相手の気持ちをすぐに察知しなければならないとしたら、感受性を鋭くせざるを得ません。 感受性を鋭くすれば、相手が何かをする前に相手の気持ちを読み取ることができ、事前の対処ができるようになります。 ただ、感受性を鋭くするとそれに伴…

人に対して配慮が十分にできないと自分を責めてしまう

「人に気をつかわせたくない」とか、「相手を嫌な気持ちにさせたくない」という気持ちが人一倍強い人もおられます。 こうした状態は人に対する配慮性が過剰に強化されている場合があります。 そういう人は相手に対して配慮が十分にできないと、そのことで自…

相手の自分に対する言い方や態度に敏感になる

つらい状態のときや、立場が弱い状況のときには、相手の自分に対する言い方や態度にとても敏感になります。 「いまの言い方は本当に私のことを考えた言い方だろうか?」とか、「あんな態度をするということは、きっと私に関心がないからだろう」とか、そうい…

人に気をつかうのをやめたいと思うのにできない

人に気をつかう生き方はもう嫌だと感じて、人のことを気にしないようにしよう、と心に決める人も多いと思います。 ところが人を目の前にすると、相手から何を言われるのかを考えてしまい、何かを言われる前に相手の心を読もうとして、結局、気をつかって疲れ…

感覚(意識)過敏というアンテナ

感覚(意識)過敏という状態は、遠くのかすかな兆候を感じとり、こんなことが起きるのではないかという「何か」を感じとれる状態です。 過去の記憶が蘇ってくると同時に、未来に対して何らかの予測が生じるので、これからどうなるかということに敏感になりま…

「つらい」という感覚が分からない

非常につらい体験をしてきた人は、自分が「つらい体験をしてきた」という感覚を認知できなかったりします。 これまでの人生でいろいろあったけど、いろいろな出来事があった記憶だけがあり、そこに「つらかった」感情が伴ってなくて、「つらい」という感覚が…

相手のことを配慮しすぎて行動に移せない

相手のことを心底配慮してしまう人は、相手のことを考えているだけでヘトヘトに疲れ切ってしまいます。 たとえば、私がこれを言ったら相手はどういう気持ちになり、どう反応するだろうかとか、私がこれをしたら相手がどういう態度をとるだろうかといったこと…

何かあると自分が悪いと感じてしまう自責意識

何か問題が起こったときに、「私に問題があります」と責任をとる姿は人格的に素晴らしい。 ほとんどの人が大人だなあと感じるはずです。 男女関係においても揉め事が起こったときに、「私の方が悪かった」と責任をとれば、とった方が大人でいられます。 しか…

神経が張りつめて過剰な緊張状態になる

ほとんどの人は、誰かと一緒にいないと孤独感におそわれるので、誰かと一緒に居たくなります。 人と一緒にいたいけれども、一緒にいると相手にとても気をつかってしまうとか、相手の機嫌をうかがってしまう人は、過剰に緊張した状態になりがちです。 神経が…

感受性の強い者同士がお互いに勘ぐりあう

感受性の強い者同士が会話をするとお互いに腹の探り合いになったりします。 「あのメールの内容はこんな意味が含まれているはず」とか、「あのとき言った発言には別の意図があるはず」とか、すごく勘ぐりあう。 それでお互いに神経をつかって疲れてしまい、…

他人のことがとても気になる「関係妄想」

他人が咳をしたり、鼻に手をやったり、または笑ったりする行為が、私を見下しているんじゃないかとか、私に嫌がらせをしているんじゃないかとか、私をやっつけようとしているんじゃないかと考えてしまうのを「関係妄想」と呼んでいます。 自分には全く関係の…