納得できる話をしましょう

脳神経から精神状態を理解する

人を「一流」「三流」といった言葉で区分する行為

自己啓発や自己向上などのセミナーなどを行なっている人たちに多いのは、人を「一流」とか「三流」といった言葉で区分する行為です。

人を「一流」とか「三流」と区分すること自体が未熟ですし、「一流はすごく」て、「三流はダメ」という単純な図式が低レベルです。

人には世の中での役割というものがあります。

ある人が三流のようなことをしていてくれているから、自分が一流のようなことをしている気になっていられるのです。

思春期のつまづきやすさ

人は思春期につまづきやすい。
人間の成長としてがらりと変わる時期でもありますし、これまで生きてきた(取り込んできた)体験が外に向けて出てくる時期でもあるからです。 

その人が取り込んできた体験は当然周りからは見えませんので、その人の心のなかで何が起こっているのかはうかがいしれません。 

そして気づいたときには、「うちの子(あるいは、あの人は)はどうしてしまったの?」ということが起こったりします。

色々な分野に首を突っ込んで器用貧乏になっている

「色々な分野に首を突っ込んでいて器用貧乏になっている」と感じている人もおります。

そういう人は一つのことに熱中するだけでは飽き足らず、色々なことをやりたくなってしまう。

自身でも「どうして自分はこうなのかな」と感じていたりするのですが、一方で、何でもできる自分を気に入っていて自信をもっていたりします。

 

悩みを相談してと言っても相談できるものではない

悩みがあるからといって、その悩んでいる人に「悩んでいるのなら、どうぞ相談してください」と言っても、はいそうですかと簡単に相談できるものではありません。

本当に悩んでいることは、いろいろ話して心が通じ合った後のさらにその後にやっと出てくるものだからです。

人を型に分類して人間像を決めつける

私たちは人を型に分類して理解しようとする傾向があります。

たとえば血液型や何々系の人とか、人をタイプ別に分類して相手を理解しようと考えがちです。

なぜそうするのかといったら、そうした方が相手を明快で簡潔に把握でき、他人にも伝えやすく、共感を得やすいからです。

しかし一方で、タイプ別に分類することによって切り捨てられ見えなくなる部分がでてきます。

そのせいで全体像がわからなくなり、相手を深く知ることを難しくします。

たとえば何々男子(女子)とくくってしまうと、その人は色々な特徴をもっているにもかかわらずそれを消されてしまい、○○系の人であることのみで判断をすることになります。

そして、それは相手を軽くみることに容易につながります。

たとえば、「ゆとり教育を受けてきた世代だからあの人は自身に厳しさがない」とか、「甘やかされてきたからあの人はわがままだ」といった類のものです。

相手をきちんと理解していこうと努めないと、世間に流布している根拠のない理屈をもって相手の欠点や弱点を責めることになります。

 

悩みが積み重なって自分の感覚にも気づけなくなりがち

色々と悩みが積み重なってきますと、自分は一体なにに悩み困っているのかがわからなくなってきます。しかも家庭や仕事で忙しかったりすると、自分が感じている感覚にも気づけなくなって、余計に複雑な状態になってしまいます。

ですから、まずはゆっくりと悩みを語り始め、徐々に整理しながら、ご自身の気持ちを話していきましょう。

職場に行くのがつらい、つらくて職場に行かれない場合の相談

職場に行くのがつらい、あるいは、つらくて職場に行かれないということでしたら、ご相談ください。
そういう場合は圧力や焦りなど様々な気持ちが負担になっていることが多いですから、ご自身の状態を知るためにも、語りにいらしてください。

他人の人生にちょっかいを出したり干渉したりする

自分とは関係のない他人の人生にちょっかいを出したり干渉したりするというのは、自分の人生が納得いっていない状態にあるということでしょう。
自分のことで楽しんでいたら他人のことなど見向きもしないものです。