納得できる話をしましょう

脳神経から精神状態を理解する

心身不調や精神不調の相談ができます

私のところでは心身不調や精神不調の相談をおこなっています。

まずじっくり話をお聴きします。
そしてどのようにしていけば良いかの話をします。

心が病む仕組み、精神状態が悪くなる仕組みを説明いたします。

また精神的ダメージ、過緊張、過労などで精神症状が出ている場合にもご相談ください。

 

 

相手の話を最後まで聞くことで本当は何を言いたかったのかを知る

正しいことを相手に説教するのは簡単です。

だから簡単なことをせずに、相手の言っていることがおかしいな、間違っているなと感じても、まず最後まで話をじっくり聞いてみる。

もちろん、それは骨の折れる大変なことです。
何度も相手の話を途中で止めさせたくなったり、反論を言いたくなるからです。

でも、表面的な相手の言葉にとらわれずに相手の話を最後まで聞くと、相手の本当に言いたかったことが出てきたりします。

あの人には興味がないという気持ち

あの人には興味がないと感じることがあると思います。その気持ちは確かに今の気持ちなのだと思います。

しかし、「今のところ」です。

いつの日か、ある時期がきたら興味がわくかもしれません。あるいは助けてくれる人になるかもしれません。

どうなるかはわかりません。

感動をしたくて文学や映画などを鑑賞する行為

「感動したい」とか「涙を流したい」と感じたときに、文学や映画などを鑑賞して自分の気持ちを解放したり、快感を得たりしている人もおられるでしょう。

この作用は皆さんもよくご存知の「カタルシス」でして、日本語では一般的には「浄化」と訳されています。

 

文学や映画の鑑賞時にはその世界に入り込みます。自分がこの現世界を少し離れます。だからこそ楽しめるし、あるいは悲しめる。

とくに感動する物語の場合は心を揺さぶられます。涙を流すほどです。それによって心が洗われる。

 

こうした体験はこれからの自分に影響を与え続けます。

それはどんなことかというと、たとえば自分の中にあるモヤモヤしたものが刺激を受けて、「自分は少し変わった」と感じることです。

「自分は少し変わった」という感覚によって、何かに近づいたような気になります。

 

しかし、もちろん現実の世界に戻ってくれば何も変わっていなくて同じ日々の繰り返しなのですが、そうした気持ちが少しずつ環境を変えていくのです。

 

強烈な気持ちによって歩けなくなったりする

心理的あるいは物理的に「これ以上先に進みたくない(行きたくない)」と強烈に感じていると、人は本当に歩けなくなります。

足に力が入らなくなったり、足が痛みだしたりして歩けなくなります。

骨や筋肉の具合が悪いわけでもないに、気持ちだけでそうなります。

そして歩けない状態になったとしても、心理的あるいは物理的に「また先に進んでいこう」と思えるようになると、人は歩けるようになります。

好きな人にはケチをつけて、好きでもない人には優しい言葉をかけられる

人生でつらい目に遭ってきますと抱えている気持も複雑になっていますから、気持ちと行動がちぐはぐになってしまうことがあります。

たとえば、好きな人には全然甘えられなくて、すぐにケチをつけたり反抗したりしてしまうのに、好きでもない人には優しい言葉をかけたり抱きついたりできる。

それで自分でも「私、何やってるんだろ」なんて思ったりする。

身体も感情を表現する

私たちは感情を言葉で表現できますが、身体も感情を表現します。
もちろん、言葉では表現しませんが作用や症状でもって表現します。

たとえば腸は感情をわかりやすい形であらわします。
緊張や不安が続けば下痢になる人もおられますし、イライラが続けば便秘になる人もおられます。

 

過去の記憶や感情が繰り返し湧き上がってくるのは心の働き

ひどい体験をしてきた場合に、その過去の記憶とそのとき体験した感情が繰り返し湧き上がってくることがあります。

この湧き上がってくること、つまり意識化されることは、つらかったことを和らげていこう、治していこうとする心の働きです。

 

過去の体験を忘れようとしたり心の隅の追いやっても、それだけでは処理できないということを心身は分かっているので、自分自身に働きかけて過去の記憶を意識上に反復させ、いまの現実と調和させていくことで治そうとしています。

 

ですから、記憶や感情が湧き上がってくることは過去のつらさを再度味わう苦しいこと、あるいは人によってははらわたが煮えくり返ることですが、自分を治していく過程でもあります。