ヴェール心理カウンセリング【精神療法・人生指針】/加藤直樹

神奈川県大磯町にある相談所です。人間を理解するための専門所であり、悩み・精神状態の相談所です。わかってもらえない苦しみを減らしていき、人間を学び、思慮を深め、どう生きるかを考えながら人間的成長をしていく所です。深層心理学・臨床心理学・発達心理学・精神分析・文化人類学などの専門。家族や夫婦の相談、子どもの心の相談。精神症状や心の病などの相談。TEL 0463-62-0325 加藤直樹

指しゃぶり、爪噛み、そしてタバコ

私たち人間は、人を求めるという根源的な欲望を強烈にもっています。
親、友人、恋人など誰かと一緒にいたいという衝動が強くある。

それがうまく満たされないときは、自身の身体を相手(人)とみなして、それを求めようとします。

どういうふうに求めるかというと、自身の口に自身の身体の一部を入れるのが一般的です。

たとえば幼い頃は自身の指を口にくわえます。
いわゆる指しゃぶりです。

もう少し年齢が上がると、爪を口の中に入れて噛むようになります。
いわゆる爪噛みをするようになる。

さらに年齢が上がると、今度は自身の身体をやめてタバコに替わり、それを口にくわえるようになります。

 

息子や娘の言うことが理解できない時の相談

子ども(息子や娘)の言っていることがどうしても理解できない、という親御さんはご相談ください。

どうしてこんなことを言うのか、どうして理屈ばかりこねるのか、どうして親に対して要求ばかりするのか、といったような「理解できないこと」を話しにいらしてください。

 

アンドロイド研究から分かる人間の複雑さと奥深さ

私たちは自分のこともたいしてわかっていませんし、身近にいる人、たとえば親や友人のこともあまり知りません。

親や友人のことなら知っているように感じますが、実際には、どのように生きてきたかなんて尋ねたことがないですから、ほとんど知らないといっても言い過ぎではないでしょう。

ただ、一緒に暮らしていたり、一緒に遊んだりしているから、なんとなく分かっているような気になっています。

そういうあまり知らない間柄で、仲良くいたり、時には喧嘩したりしています。

喧嘩するのは互いの意見が合わないとか、相手の気持ちを考えていないとか、そういうことがありますね。

そしてあまりもに相手のことが理解できなくなってくると失望することになってきて、一緒にいるのも嫌になってくる、という感じになります。

失望したり嫌になってしまうのは仕方がないと思います。

ただ、ロボット工学博士の石黒浩さんが以前こんなことをおっしゃっていました。

「アンドロイド研究の過程でより深い人間に対する知識が得られた。そして分かってきたのは、人間とはいかに複雑なものかということです。」

「時々人間に失望している人がいますね。僕は言いたいんですよ。もっと人を勉強してみてくださいと。人間がいかによくできているか。複雑で奥深いか。それが少しでも分かってくれば、人は人間に失望したりしないですよ。」

 

頭のよさをひけらかす頭のわるさ

頭のよい人たちは世の中に山ほどいます。

色々なことを調べて知っている人、わからないことを解明できる人、難しいことを瞬時に理解できる人など、そういう人たちがごまんといます。

ただ、その頭のよさをひけらかすから、頭がよくても頭がわるいと評価されます。

 

心に流れる内的時間

外的時間と内的時間というのがあります。

外的時間というのは、人類が使っている地球時間のことです。
皆さんが持っている時計で見られる時間のことです。

内的時間というのは、心(精神)に流れる時間のことです。
体内時間(体内時計)のことではありません。

この内的時間の流れの速度は人それぞれで異なり、精神的なものの影響を強く受けていて、速く流れる時もあれば、遅く流れる時もあります。

気が緩(ゆる)んでいる時には内的時間は早く流れ、緊張状態の時や心を治している時には内的時間は遅く流れます。

 

言いたいことを自制できない精神状態

どんなに言いたいことがあっても、どんなに自分のほうが正しくても、その時の状況によってグッと抑えなければならないこともあります。

そういうことができるのを「人間ができている」と言ったりする。

そのように自制できれば問題は生じないのですが、それができない精神状態もありまして、そうなると信用を失って人から相手にされなくなったり、会社や仲間内で居場所を失ったり、あるいは相手から反撃されたりします。

 

患者を治すにはその人のことを知る

心身状態や精神状態、心の病や症状などを治していくには、患者その人のことを知らないと治していくことは難しい。

その人がどのように生きてきたかとか、どのような人間関係をつくっているかとか、どんな暮らしをしているのかとか、そういうことを知っているからこそ、ほんとうの意味で治していくことができます。

われわれ心理療法家は、病気や症状を治すことだけを考えているのではなく、その人の全体、言い換えればその人が生きてきた過去やこれから生きていく未来といった全体をみて、その人がどうなっていくのが良いのかを考えています。

その人にとっての「治るとはどういうことか、どうなることがその人のタメになるのか」を考えていかないと、病気や症状は治ったけれども人生に苦しんでいる、という状態になりかねないからです。

 

資格の取得で精神を支えている

人は自身の存在でアイデンティティを確立できないと、他人からの高評価や認定を頼りにしてそれを確立しようとします。

たとえば資格を取得することです。
それも少し勉強すれば取れるような資格をたくさん取ろうとします。

こんな資格ももっている、あんな資格ももっている、ということで、自分がしっかりと認められた存在であることを確認するのです。

だから、際限なく資格の合格証をいくつも取得することにこだわります。

しっかりと学びたいとか、たくさん知識を積みたいのであれば、資格などいらないはずなので、他人からしたら、そんな資格を取得しようがしまいがどうでもいいと感じられるのですが、本人にしたらそのくらいしないと自分の精神を維持できません。

「私は人(組織)から勉強した分だけ評価され、認められています。その証拠がこれ(資格)です」ということができないと、自分がいなくなってしまう。

だからこそ、試験に合格して資格を手に入れようとします。

 

ダマすような情報や誤った情報に振り回されないために

ダマすような情報や誤った情報に、ひっかかったり振り回されないために、ご相談にいらしてください。

 

自分の意見の正しさや間違いを知る

自分の意見が正しいと思っている人は、ここに来て、自分の意見がそんなに正しくないことを知ることが大切です。

一方、自分の意見はいつも間違っていると感じている人は、ここに来て、自分の意見がそんなに間違っていないことを知ることが大切です。